蒸気機関車貸切!
この日は通訳に加えてエキストラもするために衣装を着せてもらい、髪もセットしてもらいました。
本物の年代物の蒸気ふかしてる汽車に乗って周りは50年代風の服を着たエキストラさんに囲まれたらそれはもう異世界!
汽車は朝シエナ駅から出発して戻って来る時間含め、走るルート(途中使用されていない廃線に入る)、途中で停まる駅とその時刻まで事細かに決まってます。
そして汽車内撮影とドローンを使用した汽車を外から撮影するチームに分かれるのですが、途中下車してドローン隊に合流する人(例えば監督さんとかね)もいる。
とにかく時間との戦い。
汽車がシエナ駅を出発する直前に乗り込んで「異世界」を現実に引き戻しちゃうような窓に貼ってある「ポイ捨て禁止」的なシールやら席番号を剥がしたり隠したりする美術・装飾担当のスタッフさん。
「準備できた?」「もう出るよ!」と声が飛び交い焦ります。
汽車内撮影は俳優さんが演じているときに外の景色がパーッと開けてキレイなトスカーナの風景が映らないといけないので予めトランシーバーでルートをよく知ってる機関士から「この先にまたいい景色が続くポイントがあるよ」などと通訳で伝えながら汽車を走らせ続け一発勝負な撮影。
途中駅の撮影では私も50年代風の格好でレトロなカバンの中にごっついトランシーバーと携帯を隠し持ちながらエキストラしました。なんてギャップ!(笑)
そしてそれが終わり次第、今度はドローン隊に合流する車に乗りたかったのですがエキストラ服じゃお供できません。
「着替えて出発に間に合ったら付いて来い!待たないよ!」と尊敬する制作スタッフの方に言ってもらい40秒で着替えて走って乗車!
映画予告でも映っていた汽車が走っているシーンを上から撮っていたのはこのドローンちゃんです。
ここら辺一帯はBrunello di Montalcinoという赤ワインの名産地。そんな高級赤ワインを生み出す葡萄畑から飛び立つドローン。
シュールだ。
ブンブンというドローンの音と遠くからシュッシュッと汽車が走ってきます。
監督の肩越しにドローンが撮っている映像が見えて特等席。
ちなみに、第2ポイントは線路真横からの撮影。
撮影ポイントまで日が傾き始めたどこまでも続く綺麗な風景に囲まれ、線路の上を汽車が来る方向へ歩きながら向かいました。
「スタンドバイミー」のシーンを思い出します。
真横スレスレに走る汽車、すごい迫力だった!ビデオを撮ったのですが、ここに挿入できなくて残念です。
最後は撮影③ヴォルテラ・中世の町編です。
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