Jean-Michel Folon というアーティストがいます。
2005年、私がフィレンツェに到着した年にFortebelvedereフォルテヴェルヴェデーレ(丘の上にある要塞。普段は閉まっていますがとても素敵なところです)とヴェッキオ宮でこのアーティストの特別展が開かれていて彼の世界観をすぐに大好きになりました。
当時、幸運にもご本人にお会いする機会ができました。彼は私へとびきりの笑顔を向けてくれ、ダイアリーにしわしわの大きな手で飛び立つ鳥の絵を描いてくれました。
「なぜ創っているのかわからない。でもそこに存在するから創るんだ。」
鳥は彼が描いた瞬間に飛び立つように見えました。
2ヶ月後、フォロンさんは亡くなりました。
現在ミケランジェロ広場から少し階段を下ったところにあるローズガーデンにはトスカーナ出身のフォロンさんの奥様の意向で彼の作品が寄付され飾られています。
5月の晴れた日曜日。
満開のバラの匂いに包まれる園内でピクニックしてきました。
https://www.visittuscany.com/en/attractions/the-rose-garden-inflorence/
偶然見つけた彼がデザインしたラベルのワイン。
これを開けるのは、彼が愛した景色が見えるこの丘がきっと一番合うと思ったからです。
Domaine Saint Joseph – Clos Saint Paul 2016
限定1600本。
クレレット100%。パイナップルやピンクグレープフルーツ、アーモンドの甘い感じが伝わる。海から近い丘の上でしっかり太陽を浴びた印象のワイン。
2005年彼が亡くなるまで手がけていた礼拝堂がフランスのサン・ポール・ド・ヴァンという丘の上の小さな町にあります。
このワインはその町のたった1haの畑からビオディナミ農法を採用して造られています。
いろんな想いが詰まっていて私にはこのワインには☆星はつけれないです(苦笑)
春、フィレンツェのミケランジェロ広場を訪れることがあったら、左手にある階段を降りて是非バラ園ものぞいてみて下さい(^^)
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