前にご紹介したアウレーリオさんのワイナリーの背後にそびえ立つ山は実は世界でも有名な最高級大理石の産地カッラーラ。
あのミケランジェロが自分の彫刻のための大理石を発掘に出かけた場所!
余談ですが、フィレンツェで初めてミケランジェロの彫刻を見て「うん、なんか聞いたことあるな」程度の存在だったのにその作品のオーラのすごさに圧倒され大ファンになった私は14年前にカッラーラに一度訪れています。
ダヴィデ像やピエタ像を彫ったミケランジェロの可愛らしいメモがあります。
多分買い物メモだって。(笑)
ワインをちょっと…パンを二つ…ニシンのお魚…フェンネルのスープ…ほうれん草も…
みたいな(笑)
質素!!!!!!!!!!
しかも買い物メモにイラスト描いてるとか可愛すぎる!
私も買い物のとき真似しようかな。
これはカッラーラに大理石の発掘に行くときのものだそうです。
山にこもる用意といったところかな。
さて、この大理石に囲まれたコロンナータ村に行ってきました。
小さな小さなこの村はラルド・ディ・コロンナータで有名です。
なんと大理石の箱状のものの中にハーブと海の塩で漬け込んだ豚の背脂を6ヶ月熟成させるんです!
(塩の下に埋まってる背脂の塊↓。大理石の箱いっぱいにこれから左下の厳選された良質のお肉を詰めるところ)
えっ?「脂はちょっと…」とか言ってたら損しますよ!!
うすーーーーーーーーーーーく切ったこのラルドを熱々のパンに載せて舌でとろける味といったら!
ため息ため息!!
なんたってコロンナータ村のはイタリアでも別格扱い。
ちなみに大理石を使う理由は化学的な変化で脂が善玉コレステロールに変化するからだそう。
コロンナータまでアウレーリオさんと行く途中…車で寄り道しては再出発するのですが
その度に車のスライド式ドアが開いてるまま発進!
ブーーーー
開いてるよ!……開いてるよ!!!
……開いてるってば!(笑)
大ウケしながらなんとか村に着いたら…
急に孔雀登場。
しかも写真撮ろうとしたら威嚇or求愛された(爆)
村に住み着いてるらしいです。誰かが飼ってるわけでもなく、ただいる。
たぶん周りの村人が餌を適当にあげているのかと想像。
ゆるいなぁ〜(笑)
大理石はもちろん今でも発掘が続いていて、つい先日も作業中下敷きになり亡くなられた方がいたそうです。
そんな方々を偲ぶ教会に入ると14年前来た場所だと思い出しました。
その時と同じように訪れた人の台帳にサインをしました。
なんだか感慨深かったです。
お持ち帰りしたラルド。
うーーーーーん♡
豚肉の甘みがあって、ハーブの香りと合間ってたまんない〜!
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