さぁ、いよいよ結果発表!
コープから買い占めたブドウから造っているので美味しくないのは薄々分かっていますが、彼氏くんがこれまで勉強してきた醸造方法の違いを実際に造り分けて、違いを見てみることに。
発酵後、合計6種類 10本のワインボトルに分けました。
①ブドウと汁部分を分ける(固形物を漉す)時ブドウをぎゅうぎゅう絞らない「一番搾り」。
➕酸化防止剤をボトルに入れる前に足す。↓
a)発酵に酵母足したバージョン
b)酵母なしバージョン
② ①と同じ「一番搾り」。酸化防止剤なし。
③ ①と同じ。数ヶ月後に砂糖と酵母を足して(いわゆるシャンパンと同じ考え方)ランブルスコもどき泡ワイン
④ 「一番搾り」から漉した後に残ったブドウをぎゅーっと手で絞った 「二番搾り」
(漉してる様子↓)
⑤ ①と同じ。
➕潰してない残ったブドウを一部わざとボトルに入れる
つまりマセレーションさせるバージョン。
さぁ味見してみよう!!🕺
ワインクーラーからカランカラン♪と出していると…
うっ…10本の中の2本…
なんか浮いてる😱
緑の何かと白い得体の知れない何かが
( ̄◇ ̄;)
ひぃ〜〜😱
勇者彼氏くん、味見。
あずき?どら焼き?ヨーグルト?様々なブドウとは全く無関係な食べ物(の匂い)に変化していました(笑)
緑の膜ができたのは、酵母➕一番搾り➕酸化防止剤
白い膜ができたのは、二番搾り、酸化防止剤なし。
原因はいろいろ推測できるけど…うーむ。検査にかけたい!
とりあえず、破棄!
次!
③泡ワイン。
実は途中で部屋で爆発しているのを発見。Σ(゚д゚lll)
床に大量出血していたためボトルからかなり減っていました。気圧がありすぎてコルクが耐えられなかったんだね。
発見したのが遅かったし、ずっとコルクがない状態だったので閉め直したものの気圧(しゅわしゅわ)はもうないだろうと予想して開けにかかる彼氏くん…
っっっっっっっっっっっっポーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンンン!!!!!!!
「キャァーーーーーーーーーーー!!!!」(私)
…びっっ…
びっくりしたぁ…
シャンパンあけるより爆発音したから!
心臓に悪いデス!
すっごいしゅわっしゅわ↑
とりあえず匂いを嗅ぎます。
うーん、ちょっと卵系、還元傾向の臭さ。
でも味見した感想
「おぉ!!!ワイン…できた✨!」
美味しい美味しくないは別として、ちゃんとワインになっている!
次!
④「二番搾り」ワイン。
匂い→ほうじ茶、なかなか濁ってます。
口に含んだ一言目の感想
「っっっっっっっまっっっずぅーーーーーい(−_−;)」
結論、ケチってブドウを絞って汁出して造ったワインはまずい!!
彼氏くんは「ブドウを足で踏んで造るワインは絶対やらない!」と確信持ったみたい。
ぎゅーぎゅー絞る機械使うのもナシ!
一番搾りとの味の格差が途中経過の味見でも歴然でした。エグ味など必要ない雑味が出る。
残り一気に行きます!
⑤マセレーションワイン
「辛っ!」そして青くさい。
②「一番搾り」酸化防止剤ナシ
驚いたことに、いい匂い!劣化していない。色も綺麗。
①a)「一番搾り」酵母入り、酸化防止剤入り
茎系の青臭さがあるが一番主張がある。他のに比べて一番ワインらしく甘みや濃さがある。
結果はこれが一番良かったです。
オチ💧
①b)「一番搾り」酵母足してない自然発酵、酸化防止剤入り
🐎🐎🐎🐎🐎🐎🐎🐎🐎🐎🐎🐎🐎🐎🐎🐎🐎 パッカパッカパッカ♪
出た。
馬が来たよ。
まごうことなき馬の汗の匂い=ブレタノマイセス菌
基本どこからくるかというと畑や醸造所にいるコバエの一種に付いていて、醸造の道具、特に木樽、またはブドウにそのまま付着する。
発酵段階で糖分を食べ、ぷりぷりと馬っぽい不快な匂いの発する物質を作り出しワインを汚染します。
こいつら醸造所の壁にも周りにあるもの何にでも着く上しつこいので超厄介!
しかも、私らのこのワインは、柱のカゲからちょこっと顔を覗かせて
「ひひっ?」🐴と言ってるお馬さんとかではなく
思いっきりバーンと走って「ヒヒーーーーン!!!」🏇と体当たりしてくるお馬さんでした。
やっば(笑)
くっさ〜い(笑)
どの段階でついたのか謎ですが、発酵が酵母に頼っていなかったので遅く、その間に繁殖したのか?
とにかく得るものが多い実験でした。
わかったのは農業からちゃんと手を尽くしたブドウから造らなければいいワインはできない!
ということで、彼氏くん今年は友人のワイナリーからブドウを分けてもらい9月になったら実験するようです。
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