タイトルの通り、小豚の頭を近所のスーパーで発見し恐る恐る買ってみました。
流石に裏かえってる写真は載せませんが、断面図は舌や脳みそが…
(; ̄ェ ̄)
ワイン会と言う名の彼氏くんの友達二人と共にワインを持ち寄り我が家でブラインドで当てっこするという遊びをするので何か変わったものを作ろうと思ったわけです。
途中ちょっと後悔しました(笑)
海辺で戯れる女子ぐらいキャーキャー🙀言いながら捌きましたよ子豚の頭!
一言まず言っておきたいのは、イタリアのスーパーの食材のバラエティ。
クリスマス前なんかすごいことになってます(これはそのうちご報告記事書きますね)。
鮭が丸ごとパックになっていたり、うさぎさんが目玉が見える感じで一頭分パックに入っていたり、牛の舌もベーっとその形のままパックだし、脳みそもあれば、羊の頭が半分にかち割られた状態で売ってたりもします。
スーパー行っただけで「おぉ!なんだこれは!イタリア人どうやって食べてるんだ?!」となります。
上に記載した食材では脳みそと羊の頭以外は全部捌きました。
頭はね…目があると急に生物感が出てきてね…ハイレベルですよね捌くの。
「私は勇者になる!」
そう思って、パックから出し、ひっくり返したら…
チーン😭
子豚ちゃんお眠りになられていますぅ〜。🤦🏻♀️ (写真左下)
とりあえず、脳みそはちょっと怖いので取り出し(彼氏くんに助けを求め)
そのまま炒めたニンニク・玉ねぎ・人参・ハーブ類が入った圧力鍋に丸ごと投入!
怖いものには蓋を的な(笑)
あぁドキドキした。
煮込んだ後、取り出すと…
まだ、お眠りになられていますぅ…顔色が変わって蓋する前より余計怖い(笑)
ヒィーヒィー言いながらとりあえず一刀目。
お顔のほっぺに包丁当てるってめっちゃ勇気いるやーん!
しかし、始めたらやるしかないのでどんどん肉部分を切り取って小さく切っていきます。
流石に目の近くは怖くて(目玉が…はぅぅぅ)彼氏くんにバトンタッチ。(↑写真中央下)
彼氏くんは「美味しい美味しい!」と言いながら、目や唇部分までキレイに掃除。(↑写真右下)
頭蓋骨だけになったらもう恐竜の化石みたいでカッコいいです。
全てを切った後に、鍋に残った汁を少し煮詰めて型に全部入れ、一晩冷蔵庫で冷やす。
豚さんの自然なゼラチンだけで固まるなんてホントかなと疑ったのですが…
取り越し苦労!ばっちしプルプルに固まった♪
トスカーナでは豚の頭を使ったソップラッサータという伝統的なサラミがあるのですが、出来栄えはまさにそんな感じ。
ちなみに飲んだワインはムール貝のスパゲッティに合わせてTrento DOCのロゼ・スパークリング。
Cavaliere Nero Rosé Riserva Millesimato 2009
ピノ・ネーロ、シャンパン製法で70ヶ月もシュールリーしたという代物!
森の赤い果実、微かなパンの酵母のような匂い。柔らかい泡、口に残るジュワッと感、ミネラル感がとっても美味しい。幸せ♡
私たちが用意したのは、ピサ方面のサンミニャートにあるワイナリーPodere Pelliccianoのトレッビアーノ。40日ブドウの皮に漬け込んだオレンジワインですが、酸化臭はなく熟れた桃やあんずの香りがあり、ミネラル感が気持ちいいワインでした。
その後、赤は
La Court Barbera D’Asti Michele Chiarlo
1996年物のバルベーラ・ダスティ。ラベルのボロボロ具合が素敵です。
私と彼氏くん、匂いで即「ネッビオーロ!」と同意見なぐらいとにかく香りが素晴らしいかった。(ハズしたけど)
ラズベリー、ドライローズ、甘草(リコリス)、芝生のような匂い。とにかく深みと長く残る余韻がすごい!
味は酸味があって驚くほど新鮮。
さて、豚の頭のイタリア版煮こごり、ソップラッサータもどき試食。
ゼラチン質がプリプリ。
コリコリしたり柔らかい部位があったり、レモンの皮を入れたのでそれも効いてて優しい味で美味しいじゃん!
手作りマスタードのソースを少しつけるとまたいい感じ。
勇者にはなり損ねたけれど、美味しかったです( ̄∀ ̄)
豚さんに感謝。
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