Festa Medievale中世のフェスティバルがあるのをネットで見つけ、しょぼいハズレ祭りじゃないといいな〜と思いながら行ってみたら、いやいやヤバかったです!
中世の世界にどっぷり浸かってきました。
場所はPalazzuolo sul Senioパラッツォロ・スル・セニオという山奥の村。
フィレンツェから車で約一時間半。
まぁまぁ、いつもの行動範囲から言えば行けないこともないかと思ったら大間違い!
普段は高速乗って一時間とかなのですが、今回は一時間半中の一時間は
ずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっっと
ぐねっっぐねっ!のヘアピンカーブ山道😭
なんだこの隔離された村は…
着いた途端、それっぽい旗が見え、川辺にはテント、中世の格好をしている人がウロウロ。
わぁぁぁぁ〜o(≧▽≦)o ✨✨✨
中世の舞台セットの中にいるみたい!!!
隔離されているだけに余計タイムスリップした感が⬆️
見てくださいこのシュール感♪
木でできた武器(おもちゃ)や道具、本物ちっくな甲冑、衣装やアクセサリーを売っている人達ももちろん舞台ばりの格好。
前情報によると貸衣装もあるらしい。
むむむ。
衣装着た人が出てくる暗いドアを発見…なんの説明も書いてない。
覗く。ドキドキ。
まるで宮崎駿の映画に出てくる薄暗いのにカラフルなゴチャゴチャした店。
中にいたおばちゃまに説明を聞いて、子供たちがやりたいと言うので飛び込んでみました。
初コスプレ(笑)
衣装選びからワクワクが止まりません。
昔劇場だったところの舞台裏に衣装がずらっと並んでいるのです。
体のサイズに合わせて何点かおばちゃまが選んでくれている間、すでに外からはパレードが始まるドラムの音が。
「やばい!早くしないと見逃す!」
髪の毛もサッと紐でそれらしくおばちゃまがセットしてくれ、
息子はミニチュア騎士
娘は商人の娘
私は貴族の衣装に変身( ̄∇ ̄)
このディーテルにクオリティ!
私が着たものはフィレンツェの国立劇場からまわってきた本物の舞台衣装。
生地が高級すぎて歩くと重たいです(笑)
貸衣装屋さんから出るとすでに広場にはパレードの人たちが集まっていて、旗持ちを先頭にドラムの音が鳴り出します。
かっこいい!!!と眺めていると、先ほどのおばちゃまが私の後ろから肩をトントン。
「あなたも出ていいのよ。出てきなさいな!」
えっ、入っちゃうの?!
これにですか?Σ(・□・;)
「私について来なさい!」と言われ、走ってついて行くと
途中の知り合いらしい奇抜でカラフルな旗持ちの中世おじさんに
「ねぇ、この子たち入れてあげて」と話しける。
「おぉ、おいでおいで」とすんなりパレードに入れてくれました( ̄∀ ̄)
これがまた絶好の笑いの渦な位置。
前方にに罪人役と鞭を持った死刑執行人役がいて、
執行人役から鞭でビシッ!!!!!と叩かれ、
罪人役が
「あぁぁぁ・・・!」と呻き声をあげているのです。
ビシッ!!!「うぅぅぅ・・・」ドンドン(太鼓)爆
そのままパレードはイベントの舞台となる普段はスポーツ観戦に使われるサッカー場的な場所に…
(これ入っちゃっていいの?!素人紛れていいのか?!)
内心不安になり、後ろの中世おじさんに
(小声)「抜けたほうがいい?」と聞くと
「君たちが楽しいならそのまま入りなよ!」だって。
その後の戦いのイベントが始まる前にVIP席は辞退して観戦席に移動。
弓矢の得点競争や可愛らしい中世美女たちの踊り、本物の投石機の的当て、最後に甲冑をまとった騎士団たちの結構本気の戦いがルールに乗っ取って繰り広げられました。
ギッベリーナ組とグエルフィ組で対決し、私たちが座っていたギッベリーナ組の勝利で戦いは終了。がっつり声出して応援したし!
ちなみに上記の組の名前は中世の頃の政治の派閥の名前で、神曲で有名なダンテはグエルフィとして政治的な理由でフィレンツェから追放されています。
村に戻ると、まだまだ催しは盛りだくさん。
弓矢を試し打ちできるところや昔の木の遊びがところどころに設置してあり勝手に遊べるようになっていたり、合間に生演奏あり、昔の職人技を披露していたり、それを体験できたり。
路地裏は下手な映画よりリアルな中世の世界観がそこにありました。
衣装を着てるので傍観者じゃなくて体験者としてどっぷり浸かれて面白かったです。
夜、最後のとりは鷹師のデモンストレーション
に続いて炎を使ったショー🔥
期待以上のレベルで感動しました。
男性が一人で行ったショーは、ナレーションの物語性と音楽、構成も素晴らしく、何より実際目の前、数メートルの場所で炎が綺麗に燃えている状態でそれを操っているのを見る機会などほとんどないので「すごいすごい」の連続。
どっぷり遊んで楽しんだ後、帰りの山道が明かり一つなく、怖がりの私に彼氏くんが
「あれだね、あれが出そうだね〜」
「えっ、イノシシとか鹿とかダネ」
「オバケとかもね〜」
やめてよっっ!!💢
いや怒るから本気で。嫌いなんですよその手の話!
(小さい頃の体験がトラウマ)
シャレにならないオドロオドロしさの中、急に真っ暗な山道に…
たくさんの赤い光が等間隔に集まっている😱
なにあれっー!
よく見ると…
「墓地だ」
いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
((((;゚Д゚)))))))
ハイテンションのまま帰宅しました(笑)
翌朝の仕事ツラし😩
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