今は亡き…この先も残って欲しい、ビオディナミ農法のキアンティ・ルーフィナ

ビオディナミ ワイン

「ハイエナのようでごめんなさい。」

ワイナリーを設立したい彼氏くんの話は何度か書いていますが、融資や良いブドウ畑など未だ良い解決策が見つかっていません。

そんな中、今年の初め、彼氏くんも働いているキアンティ・ルーフィナ地区でビオディナミ農法でワイン造りをしているCerreto Libriチェッレート・リーブリのオーナーさんアンドレアさんの悲報が突然舞い込んできました。

たった数ヶ月前に試飲会であった時、彼氏くんは「ぜひワイナリーにお伺いします!」と約束していたのに…

周りからは「ブドウ畑を売りに出している」と聞いたのですが、流石にすぐに聞く気になれず時が経ちました。

数日前、そのチェッレート・リーブリの故アンドレアさんの奥様であるヴァレンテーナさんに会いに行くことができました。

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私たちの意向は少しずつ明かしたのですが、着いてすぐに分かったことは彼女が女手一つで畑をケアし、続ける方向で頑張っているということ。

アンドレアさんが亡くなられた後、一緒に働いていた従業員達はいつのまにか消えていったそうです。

「女の元では働けないと思ったのかしら。」

ビオディナミの第一人者であるミケーレ・ロレンツェッティ氏にコンサルタントを依頼し、収穫など忙しい時期は協力者たちでチームを作って今年も収穫、醸造を行うのだそう。

畑には今やっとヴェレゾン(ぶどうが色を変える時期)を終えようとしているサンジョヴェーゼ種(左)、白ぶどうのトレッビアーノ種(中央)、マルヴァジア種(右)が収穫に向けて育っているところでした。

サンジョヴェーゼ

粒をもいで味見させてもらうと、酸味と甘味がジュワッと出てきて、食卓で食べるブドウよりも野性味も香りもあるそれぞれに特徴のあるブドウ達。

醸造場は大きめのガレージぐらい。

「味見する?」とヴァレンティーナさん。

そう言って、コンクリートタンクから直接注いでくれたのは、2014年ものの熟成中の赤。

亡くなったアンドレアさんがタンクに残していったワイン…

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目を見開く香り、相反するような優しい複雑味のある味。

2014年はイタリアでは雨が多くて難しかった年。

一度別のワイナリーで造っている2014年と2016年を味見した時、ブドウの出来の違いが顕著で、果実味がどうしても欠けてしまうのを経験していたので、2014年でこの香り、完成度は畑の底力を感じました。

白ブドウはスキンコンタクトを3日間行なっているためオレンジがかった色。

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こちらもブドウの香りをしっかり引き出していて、噛みしめるような味のあるワインでした。

すごいなぁ。

もし畑を売りに出すようなら…と思ったわけですが、この味。

彼氏くんの夢は遠のくけれど、続けて欲しい。そう思いました。

ヴァレンティーナさんにとってもおじいちゃんの代から受け継いだ愛着があるのが分かるこの場所を頑固に守って欲しい。

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