このワインを開けるだけでお祭り気分♪
香りだけでたまらない!
プロヴァンス地方Cassisカシのワインです!😍
カシがどんなところかと言うと
こんな断崖絶壁!
Les Calanquesカランクと言われるこの石灰質(ライムストーン)の崖は国立公園として指定されていて20km先にあるマルセイユまで続いています。
私たちはボートツアーでこの絶景を巡りました。
自然の力に圧倒されます。
ここには海風と特異な地質という最高のテロワールがある。
プロヴァンスはロゼで有名ですが、それもそのはず、全体生産量の87%をロゼが占めているそうです。
そんな中、カシは70%が白ワイン、残りはロゼ。
プロヴァンスの中でも異質。
カシのAOCにはたった12しか生産者がいない貴重なワインでほとんどが外に出てこない。
小さな生産者ばかりで多くは有機栽培(カシ生産者の70%)を行なっています。
私たちが訪れたのはClos Saint Madaleineクロ・サン・マダレーヌという生産者。
http://www.clossaintemagdeleine.fr/index.php/en/(英語サイト)
坂を登るとまずミシュラン二つ星のレストランが目につき、その真横にクロ・サン・マダレーヌがありました。
突き出た崖の上に20haの畑が広がります。
AOC Cassis Rosé 2015
海に面した畑。平均樹齢30歳。
グラナッシュ45% 、チンサルト 40% ムーヴドゥレ 15%。
発酵は17度に温度コントロールしたコンクリートタンク。
ここの生産者は1haあたり30〜40hlまでしか生産しません。
ブドウがそれだけ凝縮されたワイン。
ピカイチのミネラル感、潮風から来てる塩!塩!塩!
爽やかなメロン、ピンクグレープフルーツ、ジャスミン。
我が家に残っていたのはロゼでしたが、プロヴァンスの名物ブイヤベースに一番合うのはミネラル感たっぷしのカシの白!
ブイヤベースには実は材料や作り方を伝統的な方法で作っているレストランだけに認められるブイヤベース憲章というのがあります。
発祥の地マルセイユに7軒、その他の町には4軒しかない貴重なブイヤベース憲章のレストランがカシに1軒だけにあるのを調べ上げ食べに行きました。
Chez Gilbert
海辺の素敵なレストランで感激しているアジア人を微笑ましく思ったのか、本場のブイヤベースの正しい食べ方を隣に座っていた老夫婦がフランス語とジェスチャーで教えてくれました。
①まずは、だしがたっぷり出ている魚を裏ごした濃厚なスープとパンとルイーユソースが出てきます。
ルイーユはニンニクや卵黄を使ったぽってりしたソース。
カリカリのパンにこのソースをのせ、それをスープに浮かべ食す。
うぅぅぅぅぅぅぅーーーーーーんんん❤️
口に頬張りながら唸っちゃう。なんだこの別次元の食べ物は!
美味しすぎていっぱい食べ続け、スープが減ると、際限なくスープを足しに来てくれるサービスさんがやって来ます。
ブイヤベースはこれよこれ。
調子こいてここで食べすぎると…
②別皿にお魚類がやって来ます。うわお!(笑)
それをスープに入れて食べます。
ここですでにまぁまぁお腹がいっぱいなのにさらに美味しいのでどんどん食べる。
③結果。かつてないほどの後悔するレベルのお腹いっぱい具合。
細身なのにビステッカ(肉)1kgとか食べれる驚異の彼氏くん、なんとデザート挫折しました。
初めて見た。
こんなにお腹いっぱいで苦悩いっぱいの彼を。
みなさん食べ過ぎに注意報なブイヤベースですよ。
ちなみに本場のブイヤベースは相場一人70€(一万ぐらい)で二人からオーダー可能というレストランばかりなのでお腹とお財布の覚悟がいります。
お隣の老父婦とお互いワインボトルを見せ合い「やっぱりブイヤベースにはカシのワインが一番ね!」とウィンク。
最後にスマホのアプリからつたない翻訳で「おしゃべりできて楽しかったよ!この後も旅を楽しんでね!」と挨拶してくれました。
生産者に赴き現地で手にれたワインたちにはいつもいろんな思い出が詰まっています。
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街もワインも、ブイヤーベースも素敵です。
行ってみたい\(^o^)/
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