フランス・プロヴァンスからローヌ地方の旅④ シャトーヌフ対岸、驚きの丸石の畑ドメーヌ・ジョンシエ

イタリアのキアンティエリアに住んでる身としてはこの畑は驚きです!

シャトゥーヌーフ パプ

アヴィニョンから北へ、四日目はTavel AOCのすぐ隣に位置するLirac AOC、シャトーヌフデュパプの対岸に位置する場所から旅を始めます。

向かう間、見えるのはずっとずっと地平線まで続くブドウ畑。

徐々に土の様子が変わり、ついにあの丸石の畑、そしてブドウの樹がしっかり一本で立っている仕立て方法ゴブレの木々が見えます。

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興奮して車内で大騒ぎしてしまいました。

「テロワール」

この一言をこれほどまでに感じたことはありません。

門戸を叩いたのはビオディナミ農法を取り入れている32haのドメーヌ・ジョンシエ。

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元々お父さんが始めたブドウ畑を継いだ女性オーナーのマリーヌさん。

私たちが到着するとすぐに醸造所から出てきて笑顔で迎え入れてくれました。

私たちが訪れた8月終わりはフランスではちょうど今か、明日か、と収穫するタイミングを見計らっているところ。

一番忙しい収穫期に笑顔で出迎えてくれるなんて…

醸造場は32haからなるブドウ畑から収穫されたブドウを醸造するには小さいスペース。

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ただし、コンクリートタンクが地下に埋めてあるタイプで足元にあるフタを開けてもらうと下に真っ暗な空洞が。

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上に上がると同じフタがあり、開けて明かりを入れて見せてくれるベルトさん、ちょうどチューブを伝って除梗された黒ブドウ、グラナッシュが入れられているところ。

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白ブドウは数日前に収穫し、今年初めての試みでアンフォラと呼ばれる陶器のかめの中で発酵を待っているところ。

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ブドウの皮についてる自然の酵母の力を借りるので既成の酵母を加えるのと比べてゆっくりです。

味見させてもらいました。

ワイナリー訪問 フランス

凝縮したブドウの味!どんな未来のワインになるか楽しみです。

さぁ、いよいよテースティング♪

どんな味なんだろう!

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l’O de Joncier Rosé 2017 (ロー・デ・ジョンシエ)

鼻をグラスに近づけて「わっ!」と思わず声が漏れてしまいました。

ハーブ、バラ、アセロラ、ルビーグレープフルーツ。

口に含むとビックリするようなミネラル。気持ちいい軽いタンニン。

あと味は舌に残るほどのキリッと辛味があって、飲んだあとずっとずっと余韻があります。

あぁ・・・幸せワインだここは。

ここの子は開ける時、その日一日を幸せな日に変えてくれるワインだ。

続いて赤。

ドメーヌ ジョンシエル

l’O de Joncier Rougue 2017

酸味がありまだタンニンは若い。後からプルーンや黒い実のフルーツ感。

驚くことに収量は1ヘクタール当たり11hl(ヘクト・リットル)!!

初めて聞きましたこんな数字。

キアンティでは80、90hlなんてざら。

こだわっているワイナリーで40hlぐらいか…それを11?!

他の赤も12、多くても20hlだそうです。

それだけブドウ自体が凝縮しているのだからワインにも結果が現れています。

以下の赤は3種類の黒ブドウを組み合わせて造られていますが、それぞれの黒ブドウを主体にしたブドウの資質を表したものにしているそう。

Le Gourmand 2015

グラナッシュ主体(70%)赤い果物感。

私のワインノートには「香りできぜつしそう!」と残ってます(笑)

Le Classique 2014

シラー主体(65%)35ヶ月間コンクリートタンクで熟成。

ブラックチェリーの濃い果物の中にフレッシュなラズベリーの酸味も。

Les Muses 2013

ムーヴドレ主体(90%)

納得するムーヴドレが収穫できない年、例えば2014年なんかは造っていないそうです。

3年間コンクリートタンクで熟成。

そして、なんと最後に白

Le Blanc 2017

3種類のぶどう品種を混合。唯一木樽を使ってます。

ミントやセージのスーッとした感じ、強くないけどアーモンドやバターのような丸さもあります。

どの子も個性があって、農業感のあるいい匂い。

グラスを近づけるたびに香りに驚かされる。

そして長く余韻に浸っていられる。

素晴らしい…本当に素敵なワインたちです。

試飲中、お外で遊んでるやんちゃなワンちゃんがたまにやってきて

「投げる?ねっ、投げてくれる?」と棒をくわえてやってきてます。

兄弟の白黒ワンちゃんとっても仲良し、外を覗いてみると尻尾をフリフリしながら棒の引っ張り合いしてました。

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なんてのどかで微笑ましい村なんだろうここは。

たっぷり2時間も見学と試飲をさせてくれたのに、その後、畑も見せてくれました。

ビオディナミ ワイン フランス
入ってみると、丸石のせいで歩きにくいったらありません!

これを収穫や剪定など作業を行うマリーヌさんやベルトさんはどれだけ大変なんだろう。

 

ブドウの木々の間に草が生えているのはビオディナミ農法を取り入れてるところらしい、自然な状態の畑。虫さんもいて、その土地の生命がちゃんと息づいています。

素敵な出会いに感謝しながら、車で30分移動。

シャトーヌフドパフの生産者の元へ向かいます。

 

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3件のコメント 追加

  1. キャンティエリアにお住まいだったのですか~(*^^*)
    それだと余計に外国のワインは入手困難でしょうね…(^^;
    ワイナリーは一般人でも見学できるものなんですか?

    いいね: 1人

  2. ワイナリー見学は、こういった小さいところはサイトなんかに載ってないですけど、意外と連絡してみると気がいい人たちばかりで歓迎してくれます。試飲会で出会った生産者に約束を取り付けたり。彼氏くんとしてたまに登場してるパートナーの働いているワイナリーFattoria Lavacchioみたいにちゃんとワイナリー見学と試飲を用意しているところもありますよ。https://naturalwinetuscany.wordpress.com/2018/01/28/ワイナリー「fattoria-lavacchio」/
    数年前までは知らなかった世界ですが、今はどっぷりつかってます。裏に人の愛情がある世界。
    ワインはお好きですか?見学できる機会があったら是非ぜひオススメですよ!日本の甲州ブドウを造ってるところなんかもいつか行ってみたいと思ってます。(*^^*)

    いいね: 1人

  3. ワイン好きです。でも詳しくないです。
    ただ好きで飲んでるだけです(*^^)v
    日本にもいろいろワイナリーありますね。まだ行ったことないですけど(^^;
    行ったことある友人は、「試飲できて楽しかった」と言ってました(*^^*)

    いいね: 1人

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