ビオディナミ農法のシャトーヌフ、100歳の古樹、しかも根っこがフィロキセイラを生き延びたオリジナルの根っこ…収穫時期には携帯電話を切って収穫と醸造に専念するストイックな生産者。
ここまで調べて是非行きたい!と思ったものの、ばっちし訪問時期が収穫時期に被ってるので無理を承知で再三コンタクトしました。
前日にカマルグの湿地帯訪問中やっと電話が繋がり「いいよ!」とお返事もらえた時は飛び跳ねました。
迎えてくれたのは4代目のイケメン息子。
お父さんはやはり携帯電話切ってこもってるのかも笑
見よっ!この古樹!
無骨でかっこいい!
ここも仕立ては一本一本自立して生えているゴブレ式。
つる植物がピンと一本で立ってる姿はやはり異質。
この地域では伝統的にそうされていたのもあるけれど、やはり気候や地質に合っているからだそう。
面白いのが横に広がって生えてる(ちょっとだらしないイメージ笑)がグラナッシュ種。
(もはや草おばけ笑)
縦にワラワラと生えていくのがムーヴドレ種の特徴。
樹を見たら違いは歴然です。
この子達にも性格があるんだな。
醸造所は残念ながら今一番忙しい時期で見学できませんでした。
中で真剣勝負の最中。お邪魔できません。
ネットでこのワイナリーについて調べた時みた写真と同じ顔の方が一瞬ちょうどドアを開けて入って行く姿を見かけました。
あの人だ!!と心で思ったのですが、ミーハー心を出せないので「ボンジュール!」とだけ挨拶させていただきました。
息子くんに聞くとやっぱり「うん、先ほどのは父です」と。
ストイックなオーナーさん伝説は本当らしい。( ̄▽ ̄)
醸造場がある側の畑がコート・ド・ローヌで道を挟んで向こう側の畑がシャトー・ヌフ・ド・パプ。ちょうど道が境界線になっているそう。
試飲したのは2種。
Lieu dit Calvin 2014 Cotes-du-Rhone
グラナッシュ55%、クヌアーズ・シラー・ムーヴドレそれぞれ15%
熟れきってない赤い実の匂い。複雑味があり、しっかり酸味とフレッシュ感がある。
まだタンニンが若いので、待ったらきっと美味しい!
小さい茎だけ残しコンクリートタンクで自然発酵。
6ヶ月してから大きい木樽に入れ1年、ボトルで1年〜1年半熟成。
Le Trois Sourres 2014 Châteauneuf-du-Pape
上のコートドローヌと同じぶどう品種同じ醸造法。
違うのは土地のみ!なのに全然違う!
畏れ多い人生初シャトーヌフ。
イメージではアヴィニョンの法王庁のような重々しいゴシック建築かと思っていたのだけど、
フレッシュさ、黒コショウ、濃いけれど重くのしかかる感じのないエレガントな仕上がり。
まだまだ何年か待って記念日にいつか開けてみたい、そんな長い命のあるワイン。
ワイナリー訪問後、シャトーヌフドパプの町に寄ってメゾン・デ・ヴァン(ワイン会館)で他のシャトーヌフを試飲しました。(無料試飲できる)
比べるとやはりヴィエイユ・ジュリエンヌのエレガントな仕上がりは少しシャトーヌフの中でもアウトローなのかなと感じました。
ワイナリー2件とシャトーヌフの町をかすって…四日目終了!
じゃないんです( ̄∇ ̄)
洞窟探検に出発!ψ(`∇´)ψ (はい?笑)
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