プロヴァンスからローヌ地方の旅11 Clos Saint Vincentのジョーさんと再会–ニースのレストランで最後の晩餐

ベレ ワイン ニース

ニースのすぐ裏にある丘にBellet AOCという小さなワイン産地があります。

その丘に6haのブドウ畑を持っているClos Saint Vincentの当主Gioさん。

初めて会った時、門の向こう側から真っ黒な手を見せながら「今ちょうどワインをボトルに詰めてるところなんだ、明日電話くれ。時間が許せばウェルカムだよ」と突然門戸を叩いてきたアジア人を忙しい時期に快く受けいれてくれました。

実は再三連絡したものの返事がこない。

でも諦められない。

ということで体当たりで行ってみたのです。

なんとか訪問できたジョーさんのワインは驚くほど美味しいワインでした。

一期一会と思っていたジョーさん。

「キアンティのワイナリーで働いてるのか!アグリツーリズムなら泊まれるな!夏休みとってないし、行けたら行くよ!」

その2ヶ月後、本当にイタリアに来てくれました。

あれから一年。

「ジョーさんにまた会いたいね」から始まったフランス6日間の旅計画の最終日。

やっと、やっと会えました。

ニース到着数日前にフランス語で何やらメールが(ジョーさん大の苦手であるメール!)

グーグル翻訳すると

「夜、時間はありますか? 素敵なレストランを予約していいですか?楽しみです」

と。

素敵なレストラン(笑)

グーグルさんなかなか粋な翻訳( ̄▽ ̄)

是非!もぉっ!是非素敵なレストランとやらをお願いします(о´∀`о)

まずはジョーさんの自宅兼ワイナリーへ。

私が世界中のどの場所よりもこの場所に来たかった飾りっ気のない作業場。

ニース ワイナリー訪問

彼の造るワインは品種とテロワール勝負!が伝わるラインアップ。

ロゼ・白・赤とそれぞれベースのle ClosとセレクションのVino di Gio各2本。

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ロゼはブラケット種100%。シュールリー12ヶ月、木樽熟成。赤い実とハーブ。しっかりミネラルがあり、香りの宝庫。

白はヴェルメンティーノ種100%。こちらもClosは12ヶ月Gioは16ヶ月シュールリーのあと木樽熟成。

赤はフォロノワール種90%、グラナッシュ10%。長めのマセレーション。木樽熟成。黒い実やドライハーブ、カカオ感も。

凝縮感は彼の真摯な農業から来てるのかな。

この凝縮感のためにブドウの房を緑のうちに手作業で一つずつ半分に切り落としていきます。

丘の急斜面で機械が入るはずもない畑での大変な作業。

毎日ブドウと向き合ってるジョーさんのワインは一滴一滴が美味しい。

白を嗅いだとたん

「うわっ!!!これだ!この衝撃だ!」

豊かで、深みのある、でも優しい香り。

穀物感、丸みのある味。ずっとずっと海に潜っていくような深みのある味。

感動して思わず涙が。

実はこの時、例のごとく、マーケティングに絶対力入れてなさそうなジョーさんのところへ前後でテイスティングのためのフランス人たちが来ていました。

私たちと一緒にテイスティングしていた青年はレストランで飲んだジョーさんのワインが美味しくて1時間離れた町からわざわざ来たのだそうです。

医療系の研修をしている彼と英語で会話しつつ、英語はしゃべれないけどイタリア語がしゃべれるジョーさんとはイタリア語で話し、彼氏くんと私は日本語で感想を言い合う。

私は涙が止まらないままだし、会話はイタ語と英語と日本語でごっちゃごちゃだし(笑)

でも最高のワインを交わして気持ちはみんな伝わってました。

値段が張るジョーさんのワインを青年はやはり箱買いしていきました。

「さぁ、レストランに行こうか!」とジョーさん。

その前に私たちも箱買いしないと(笑)

どれを買おうか迷いながら

「ジョーさんの白ワインは私にとって世界一!やっぱり白が…」と伝えると

私のほっぺを軽くつまんで

「じゃぁこれは君にだ」

ポンっ!

と胸元に白のVino di Gioを投げるようにくれました。

花束プレゼントされた気持ち😭

レストランへ向かう前に少しだけ見れたブドウ畑。

ベレ ワイン ニース 旅行

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この白ブドウたちは、つい6日前、総勢25人が集まり、朝6時半にコーヒーとクロワッサンを奥さんのヴァレリーさんが用意し、7時に収穫開始した様子が報告されてました。

来年、再来年、はたまた10年後、人に感動を与えることができるジョーさんワインになるべく今、醸造されているところです。

さぁ、ジョーさんが連れて行ってくれる「素敵なレストラン」はどんなところだろう!

ワクワクしながら着いたのはニース中心にあるオーナーが知り合いの魚介中心のお店。

にー

既にお客さんでいっぱいのレストラン。

特等テラス席が私たちのために確保されていました。

おしゃれ♡

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今回の旅では美味しいものをたくさん食べましたが、このレストランは旅一⭐️でした!

素材の新鮮さ、果物やゆず、アジアのスパイスなどを取り入れた面白い組み合わせであるメニュー。

その組み合わせが「遊び」になっていなくてちゃんと美味しい。

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左上、お店で作られるハーブバター♡

左下、タラとチーズを揚げたもの。

生牡蠣、生えび、とびこの混ざったタルタル。上にゆず風味の泡がのってる。

これとか10個食べれるわぁ!(腹壊すって?笑)

どれもこれも、うますぎる(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾

ニース おすすめ レストラン

左下の赤いソースはトムヤンクン風味。

右はカジキマグロのタルタルに上にカリカリしたものがのってて、どこかわさびの風味が挟んであって味だけでなく食感も組み合わせを考えてある。

さすがジョーさんチョイス!!こんな素敵な場所があるなんて。

ジョーさん持参の白ワインで乾杯し、美味しいものを頬張りながらいろんな話をフランス語やらイタリア語やら混ぜながらおしゃべりしました。

「僕はニースの”ジョー“ジ・クルーニーって呼ばれてるんだから!

ほら、髪の毛が白髪混じりでしょ!」

とお茶目に笑うジョーさん。

食事の時はいつもマイナイフ、しかもラギオールを取り出すのがかっこいい。

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デザートの二品もふわふわ、冷たい、あったかい、とろん、かりっ!

もぉわけわかんない!

不思議な、でも美味しいものを頬張っているのは確かでした。

お友達のビオディナミの白ワインを途中で味見しながら、このままずっとずっとこの時間が続けばいいのにと思わずにはいられませんでした。

ニース レストラン

今回の旅で、一度しか会えないと分かっていた出会いはたくさんあります。

ドメーヌ・ジョンシエのマリーヌさん、ハートパンをくれたパン屋さん、市場でガラガラ声なのにウィンクしてくれたおばちゃん…

同じようにもう会えないだろうと思っていたジョーさんにまた再会できたことがどれだけ貴重で奇跡的なことか分かっています。

食事が終わり、ジョーさんとヴァレリーさんとお別れ。

夜中12時近く、シンデレラの魔法が終わっちゃうみたいに、貴重なフランス旅行の魔法が終わっちゃいます。

夜中に出発、途中ラジオがイタリア語に変わって国境を越えたのが分かります。

早朝4時過ぎフィレンツェに戻りました。

車中大泣きしながら(笑)

世界は広い!綺麗なものがたくさんある!

また行こう!また会いに行こう!

これからの毎日、いろんなことを頑張れるパワーをたくさんもらった六日間でした。

 

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