トスカーナ1☆有名なお肉屋さん♪ダリオ・チェッキーニ

モナリザ  お肉

トスカーナ一の肉屋ってなんじゃい!

ってツッコミたくなりますが、本当に

「トスカーナ・肉屋」で検索すると一番最初に出てくるんです。

トスカーナ 肉屋 ダリオ

この有名な肉屋さんダリオ・チェッキーニはフィレンツェから車で40分ほどの町、キアンティ・クラッシコ生産地ど真ん中にあるPanzano di Chiantiにあります。

キアンティ クラッシコ
キアンティ・クラッシコといえばこのガッロ・ネーロ、黒い雄鶏

代々続く8代目肉屋のダリオさん。

肉屋の仕事は「古代の芸術」、食べる動物にも敬意を払う。

いい肉の部位や低い価値の部位なんかはなくて、肉屋にとって、どの部位もその部位にあった調理法で食べる。

そんな信念を持った人です。

実は私の中でこのダリオさんは思い出の人(向こうには関係ないけど)。

2005年、フィレンツェにやってきてすぐに訪れたフォルテッツァ・ダ・バッソという高台の要塞で催されていたベルギーのアーティストのJean Michel Folonさんの個展。

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前にブログで彼の作品が今も飾られているバラ園をご紹介しました。

そのフォロンさんに会うべく、展示会場の要塞で行われたアペリティフに参加した時、フォロンさんと友達のダリオさんも来ていてポエム(肉屋がポエムって…笑)とトスカーナのビステッカ・フィオレンティーナ(ティーボーンステーキ)を振る舞ったのです。

フォロンさんはその時

「皆さん、来てくれてありがとう。フィレンツェというこんなにも素敵な街で展示会を開き、今日はこんな風に世界一!!美味しいステーキを食べれて僕はとっても幸せだ」

というようなスピーチをしていました。

この時、フォロンさんが書いてくれたスケッチを今も大切に持っています。

その時から14年、「行きたいなー」と思いつつダリオ・チェッキーニのお肉屋兼レストランに食べに行くことができないままでした。

念願叶い、先日やっと行ってきたのです。

入ってすぐの肉が陳列されているところにご本人がいました。

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気後れして声をかけれず…

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まずはテラス席に座り、既に前調べで熟読していた(笑)メニューを見ずにオーダー( ̄∇ ̄)

肉屋なのでサーブされるのはもちろん肉・肉・肉!

前は50ユーロコースしか用意されておらず

「肉嫌いは来るな!」というきっぱり、さっぱりした感じだったのですが、

最近は他のコースも用意されていて、これなら量がたくさん食べれない人も行ける感じになりました。

お昼軽く食べたい人には

  1. MAC DARIO 10ユーロ(マックだなんて、アンチな精神がダリオ節ふるってて素敵です)
  2. SUPER DARIO 15ユーロ
  3. ACCOGLIENZA 20ユーロ

があります。

これは予約なし(逆に言えば、席を予約できない)

そして30ユーロ、50ユーロコースの予約制のもの(食べる時間も決まってます。)

パン・水・ソース・特製の塩は付いて来る。

無料ワイン持ち込み可。

そうなんです、ここ、コンセプトがきっぱりさっぱりしてるんです。

気持ちいいぐらいに。

ダリオさんの肉屋用に育てられているキアニーナ牛はスペインのカタルーニャ地方とトスカーナ地方のものだそう。

このメニュー一番上に

LASCIATE OGNI SPERANZA O VOI CHE ENTRATE,

(ここに入らんとする者よ、全ての希望を捨てよ、

SIETE NELLE MANI DI’ MACCELAIO

お前たちは肉屋の手中にあるのだ)

とイタリア語で書いてあります。

これ実は、ダンテの神曲の地獄編でダンテがやっと地獄の門にたどり着いた時、門に刻まれている言葉をもじっています。

さすが!

地獄に入るぐらいの覚悟で来いと?笑

ちなみにダンテもトスカーナ人。

いやぁ、粋なセリフやダリオ節がいろいろ散りばめられていて楽しいです。

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メニューにはオーダーした肉の部位が番号で載ってる↑

サービスも気持ちよく、外国人が多いので

(世界中からキアンティの風景とワインを求めてこの地域には多くの外国人がやってきます)

スタッフは英語がしゃべれます。

さっ、お待ちかね♪

夜ガッツリ、ではないのでステーキは食べませんでしたが

私たちが二人でシェアして食べるの用にオーダーしたのは

10ユーロのMac Dario (ハンバーグと野菜・ポテト)外が香ばしくて中はレアレア旨味♡

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20ユーロのAccoglienza(生牛肉のタルタル・豚肉のハーブを詰めた丸焼き・トンノー(イタ語でマグロの意味、本当に食感がそんな感じ)ディキアンティと呼ばれる豚肉料理・牛のミートローフ風・トスカーナといえば付け合わせはインゲン!)

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うんめぇー!!!(言葉乱暴でごめんなさい笑)

あぁ、お肉食べてる!肉美味しい!

と肉好きにはたまらないセットです。

ちなみに焼き加減を聞かれたのですが、血も滴るレアレアで♪とお願いしたら

「come deve essere(そうであるべき焼き加減) だね!よしきた!」

見てみるとハンバーグの焼き加減の選択肢が本当に

□そうであるべき

□ミディアム

□ウェルダン

ダリオ節、焼きかげんは血が滴るべき!だそうです(笑)

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ちなみに、ワインは持ち込んだこちらを。

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キアンティ、サンジョヴェーゼ種の赤ワイン。

実はここのワイナリーに行って、その後ダリオ肉屋へ寄ったのでそのまま持ってきたのです。

(このワイナリー記事は後日。)

これ以上ない最高の組み合わせ!

堪能しているところへ

「ちゃおーボンジョルノー!やぁみんな、コメヴァ、調子どう?」

とダリオさんご本人がテラス席へ挨拶にやってきました。

何だろう、例えるならディズニーランドでミッキーが急にやってきた感じ?(*⁰▿⁰*)

相席の長テーブルの前に座っていたご夫婦は地元の常連客だったようで、目の前に立ち止まり「おぉ、元気か!」と喋り始め、ふと前にいた私と目が合いました。

今しかない!と気後れしていた私

「こんにちは!お聞きしたいことがあるの!」と話しかけました。

フォロンさんとの夕べの話をしたら

「あぁ、彼は俺の大切な友人だった。

ここに座って彼がスケッチした絵を何枚も持っているよ。

肉屋のロゴを彼が書いてくれたものもある。

*ヴァーザーリ回廊に彼が自画像を持って行った時は一緒に同行したのさ。

彼はね、既に白血病だったからさ、途中で辛くなって、窓を開けてくれって頼んだんだ。

規定で窓は開けれないと断られたから、俺は言ってやったさ

選択肢は二つしかないんだぜ、窓を開けるか、割るか!」

(*ヴァザーリ回廊はウフィッツィ美術館からピッティ宮殿をつなぐ長い回廊で中には限定でしか入ることができません。13世紀の芸術家から始まり現代まで様々なアーティストの自画像がズラーーーーーット回廊に飾ってあり、最近のものではシャガールのも飾ってあります。フォロンさんの自画像も加わっているのです。)

豪快なダリオさんのフォロンさんへの暖かい友情が伝わってきて、14年前に私も奇跡的に出会えたフォロンさんの笑顔を思い出し、懐かしくなりました。

このエピソードの数ヶ月後にフォロンさんは亡くなっています。

チェッキーニは、私にとって、有名な美味しいお肉屋さんというだけでなく、この場所に座ってスケッチしていた一人のおじいさんアーティストがいた大切な場所でもあります。

ダリオ・チェッキーニ

Antica Macelleria Cecchini

https://www.dariocecchini.com/en/

Via XX Luglio, 11

50022 Panzano in Chianti – Fi – Italia

Tel +39 055 852020

fax +39 055 852700

info@dariocecchini.com

10-15-20ユーロセットは月〜土、12時〜15時のみ

30ユーロセットは予約のみ、13時・19時・21時開始

50ユーロセットは予約のみ、13時・20時開始

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