初ヴェローナ、初Vinitalyを目指し、開催前夜にフィレンツェを出発しました。
Vinitalyは1967年から続くワイン関係者なら見逃せないほどの最大規模の国際的なワイン展示会。
今年も4000社以上が本会場に集まり、平行してナチュラルワインの試飲会も近辺で行われるため、この時期のヴェローナ周辺はワイン好きにはたまらない催しものでいっぱいです。
彼氏くんはもちろん毎年出展側で来ているのですが、私はなんと未だに行ったことがなく、今年やっと1日だけ都合をつけて行けることになりました。
前日夜は彼氏くんの働いているワイナリーのワインをブラジルに輸入してくれているインポーターさん主催の夕食会へ招待いただきました。
ヴェローナ到着夕方6時半。
夕食まで小一時間を町の観光へ。
「有名だから」の観光は嫌いな天邪鬼な私。
通りかかったロミオとジュリエットで有名な「ジュリエットの家」はさらっとみてみました。
観光客が流石に多く、皆さんジュリエッタの金色の像のお胸を触って写真撮影。
(お胸を触ると幸運を呼ぶらしい)
もう少し舞台感のある雰囲気を期待していたのですが人が多くて残念でした。
人々が残していったカラフルな壁の落書きやガムがまるで現代アートのようでした。
さて、下調べしていたワイン処!
町の中心地の小道に急に人だかり。ここだ!
と見ると、店の前で生ハムを手切りしてます♪
祭りだ!(笑)
みんな楽しそう。
ワラワラと中に入ると雰囲気が素敵すぎて感動!
うわぁーーー!☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
と喜んでいたら急に隣の男性に
「ちゃおー!」と声をかけられました。
ん?と思ったら
なんとフィレンツェのお気に入りワインバーで知り合った人。
ヴェローナ初、到着10分、エノテカに入ると知り合いに会う(笑)
ヴェローナ住民の彼のお気に入りエノテカでいつもここに来るのだとか。
イタリア中で3番目にワインの品揃えが豊富なエノテカなんだそうです。
ワインリスト見てビックリ‼️
図書館に飾ってある古い本かと思うカッコいい背表紙!
中のリストがリストがリストがヤバイです!!!
イタリア始め、フランス、オーストリア、スペイン、アルジェンティーナ、チリ、ウルグアイまであったりします。
うひゃぁ〜!
ロ…ロマネ・コンティ…15000ユーロ!(およそ188万円)
ワインの博物館かここは(笑)
黒板に毎日更新されるグラスワイン。
Vinitaly中は普段グラスで開けないようなボトルがズラッ書かれるそうです。
地元ワインのSoaveとブルゴーニュのシャルドネをグラスでオススメされ、幸せ気分のひと時を過ごしました。
歴史があるエノテカの内装だけでも一見の価値ありなので、ぜひ訪れる機会がある方は覗いてみてください♪
街の中は本当にお祭り気分で並ぶお店のショーウィンドウにはあちこちにワインが飾られ、お店ではスパークリングワインをお客さんに振る舞い、DJまでいたり、カメラマンがなんだかオシャレなお姉さんやおじ様を撮影してたり…ヴェローナの人たちがこの時期をクリスマスより大切にしてると聞いたのが納得できました。
さて、夕食会は中心街から離れ、小高い丘の上のお店。
到着するとすでに長テーブルの上にはそれぞれのワイン生産者さんたちが持ってきた思い思いの「俺んとこのワイン!」がずらっと並んでます。
隣にアマローネ生産者、お向かいはヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノ生産者、みんなでワインの感想を言い合ったり、今年の出来はどうだった、など普段なら聞けないような話をグラスを交わしながら一つのテーブルを囲って語り合いました。
「わっ、このバルベーラ、バターっぽい匂いする!」
「えっ、本当か!そう言われちゃったら、俺も試す!…ムムム!確かに!」
「マロラクティック発酵からくる匂いが原因か?」
「おい、こっちのリゼルヴァいいぞ!試してみろ!」
などなど。和気あいあいです(o^^o)
ブラジル人のインポーターさんが取り扱ってるアルゼンチンのワイン生産者の話をしてくれます。
「アコンカグアのある地域だよ。標高は1200m。
とにかく乾燥してることと、あそこは蟻も問題なんだよ。」
イタリアやちょっとだけフランスのブドウ畑を見ただけの私にとっては、アルゼンチンなんて異世界。
蟻って!!(◎_◎;)
アマローネは四種類のブドウ品種を使用したヴェネト州のワイン。
数年前、このAmarone D.O.C.G.として認められるために使用されなければならない品種から外されたMolinara種があります。
簡単に言えば品質を下げる可能性を秘めているという見解から入れなくてもアマローネと呼べるようにしたということかと思います。
隣に座ってるアマローネ生産者さんへ、「この間、モリナーラ100%のワインを飲んだんだよ!すっごく素敵なワインでびっくりしたんだ。」と話したところ
「知り合いかもしれん、おっ、ほらコイツだろ!」
ラベルの写真と生産者さんの写った写真を見せてくれました。
これこれ!(間違いないラベル!笑)と私が頷くと
「コイツはいいもの造ってるよ!」と。
世界なかなか狭いですね(笑)
彼のアマローネを試飲しながら聞きます
「あなたのワインにはモリナーラは入れるの?」
「俺のには入れる!5%のモリナーラはね、なんていうかな、この最後の部分が、俺のワインを完成させるんだ。包むような優しさを加えてくれる。やっぱり違いが出るんだよ」
夜もかなりふける頃、豪華三大ワイン
ブルネッロ・アマローネ・バローロ並べてブラインド試飲比べ!
「香りだけでわかるよこれは!間違えちゃダメだぞー!」(笑)
前菜の盛り合わせ、餃子の揚げ物みたいなものはアルゼンチン料理。
少しスパイスが効いた鶏肉や野菜が入ってました。
サラミにポレンタの組み合わせもトスカーナとは全然違う土地にきた感じがします。
がっつりお肉のグリル、肉食彼氏くん大喜び。ここにもポレンタが。
そしてデザートのミルフィーユまでしっかり美味しかったですが、この日のメインは「生産者さんと彼らのワインの裏話」!
またいつかこんな贅沢な機会がありますように!
Antica Bottega del Vini
ジュリエッタのお家から徒歩数分です!
Via Scudo di Francia, 3, 37121 Verona VR
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ヴェローナといえば、ロミオとジュリエットですね~(#^^#)
「ここはヴェローナ~♪」という、ロミオとジュリエットのフレンチミュージカルを思い出します(*^^)v
ところで、ガムを貼るのは何か意味があるのですか?
素敵なエノテカですね~(^.^) そしてワインリストもすごい(゚д゚)! ロマネコンティはイタリアでも高いのですね~、って当たり前??(^^;
夕食会、楽しそうですね。前菜の盛り合わせも、所狭しと並べるのですね(^^)/
お肉もおいしそう(^.^)
生産者さんとワインの裏話、これらをメインにワインが楽しめるとは羨ましいです(*^^)v
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お久しぶりです!コメントありがとうございます(^ ^)
「ヴェローナといえばロミオとジュリエット」が伝わって嬉しいです‼️(彼氏くんにこんなの伝わらないんじゃないかなーと書いてる時に言われたので(^_^;)
ミュージカルがあるんですね!調べてみます♪
ロマネコンティ以外にも年代もののワインが見たことないほど載っていて一度飲んでみたいなーとヨダレが出ました(笑)
ワイン生産者に囲まれるとお話がコアなのでとっても面白いです。今回知り合えた生産者さんのワイナリーにもいつか伺ってまたご報告ブログをかけるといいなと思ってます!(^^)
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ヴェローナといったら、「ここはヴェローナ~、わが街ヴェローナ~♪」になっちゃいます。ただ私が見ているのは、宝塚版で、本家フランスと全く同じのは東宝版なんです。ほとんど同じなんですが、本家と東宝版には「死」しかないですが、宝塚版には「愛」と「死」があって、私は宝塚版の演出のが好きです。踊り、舞台転換、衣装も一番派手だと思います。DVDでも見てますが、生の舞台を見ると、1幕と2幕で必ず1回ずつ泣きます(^^; 他の方だったら、書かなかったのですが、naturalwainetuscanyさんだったら、伝わるんじゃないかと思い書いてしまいました(^^;
ワインって高いものだと本当にびっくり価格ですね。私も一度でいいから飲んでみたい(>_<) 開ける時は呼んでください。飛んでいきます(#^^#)
生産者さんのワイナリー訪問ブログ、楽しみにしてます(*^^)v
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宝塚版たしかに派手ですねー!そして映像をチラ見してしまうと生が見たくなりますね!生は役者さんによっても歌い方や役のつくり方が全然違うから同じ劇を見ても驚きやワクワクがありますものね(^^)
涙が出るような、鳥肌が立つような舞台、あぁー観たくなってきてしまいました(>_<)
いつか「ッポン!」と豪華ワインを開ける機会があったらお呼びします!是非一緒にテーブルを囲んでお話したいです!!(^^)
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宝塚版は、ジェンヌさんによって実力(特に歌唱力)が違うので、はずれ組だと…(゚д゚)!ってなっちゃいますけどね…(^^;
豪華ワイン「ッポン!!」いいですね~(^^)/
そんな日がくるといいですね(*^^)v
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