マイカメラを手に入れたので改めてフィレンツェの街を散歩してきました。
お馴染みの大聖堂の前を通り
シニョーリア広場をかすめて、
目的地は大好きな空間
メディチ家礼拝堂の新聖具室
ミケランジェロ・ブオナロッティによって設計された礼拝堂の中にはメディチ豪華王の第三子ジュリアーノと孫にあたるロレンツォの墓、ロレンツォ豪華王、そしてパッツィ家の陰謀により暗殺された弟のジュリーアノの墓があります。
サン・ロレンツォ教会とは別の入り口で裏から入るため少々分かりにくいです。
フィレンツェに来た当初は毎年国立美術館に無料で入れる文化週間というものがありその期間何回も通っていました。
久しく来ていなかったのですが、石の階段を上がり、細い道を通る頃にはワクワクが止まりません。
小さめのその空間に全てが詰まっています。
歴史と美しさと様々な感情がひんやりした空間の中にあるのです。
若い頃、メディチのロレンツォ豪華王によって才能を見出され、メディチ家の庇護を受けていたミケランジェロ。
新聖具室もメディチ家出身の法王レオ10世に依頼されたものですが、共和国の政府軍参謀本部である“軍事九人委員会”の一人に選ばれていることからもわかるように共和国側を支持していました。
一時追放されていたメディチ家の権力が復活した際、共和国側の人々が追われる中、ミケランジェロはこの新聖具室の下にある7×2メートルほどしかない地下室に隠れていました。
恐怖の中3ヶ月過ごした地下室の壁にはミケランジェロの構想の渦のようなスケッチで壁が埋められています。
現在私たちが見ることのできる様々な作品のパーツを見て取ることができます。
「いつか見たい、その空間に入ってみたい!」
と思っているのですがフィレンツェに住み始めてから15年の間一度も公開していたことはありません。
がっっっっ!!!!
この日、チラッと横の小部屋にある隠し扉が上がっているのでドキッとしました。
係委員さんにすかさず尋ねると今修復の人達が入っているそうで、もし本当に今発表されている通りならば来年2020年から一般公開されるそうです‼️
うそーーーーー!!!!
予約制、時間と人数制限が設けられるでしょうが公開されたらきっときっと行こうと思います。
イタリアのニュースリンクですが、写真があるので気になる方はこちらを見てみてください↓
ミケランジェロは共和国側をかくまっていると分かってしまうと教会の神父さんにも危害が及ぶことを恐れて自分が隠れていた痕跡を消すために紙のスケッチは全部処分し壁はなんと二重に漆喰を塗りました。
1975年、美術館のセキュリティの問題で出口をもう一つ作らなければならず、この倉庫とかしていた地下室に穴を開けてはどうかと片付けて綺麗にしたところ壁の漆喰が気にかかる…
実は前例があって同じ漆喰が使われた別の壁からもそういった発見があったため剥がしてみたのだそう。
まさかその下からミケランジェロのスケッチが出てくるとは。
穴開けないで漆喰剥がそうと決めた人偉いっ!!
失われずに500年の時を経て今も残っている空間。
機会があれば是非訪れてみて下さい。
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改めてフィレンツェって素敵ですね(*^^)v
2020年以降ですね(#^^#) 計画しなくては!!
でも、メディチ家の庇護を受けておきながら、共和国側だったとは…(゚д゚)!
メディチ家にしてみれば、飼い犬にかまれた感じ??かな(^^ゞ
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きっと彼の中でも葛藤があったのでは…とか想像します。
是非いらして下さい!!お待ちしてます(^o^)
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