ニースから22km、車で約40分ほどのヴァンスの町へ土曜日の朝、市場が立つと観光サイトに書いてあったので朝ごはんのパン屋さん散策も兼ねて行ってみました。
ニースのサレヤ広場の市場は有名ですが、こちらの朝市は小さいながらやっぱりワクワクします。
色とりどりの野菜たち。カボチャやトマトも何種類もある。
チーズ生産者や毛の生えた豚を扱った肉屋さん。
サラミのカビが素晴らしい具合に∑(゚Д゚)
蜂蜜各種類、ジャム類。ちゃんとプロヴァンスならではのラベンダーの蜂蜜もありました。
これは蜂蜜を使って発酵させたアルコール飲料。
昔は薬代わりに飲んでいたのだとか。毎日ちょっとづつ飲めば風邪もひかないよ!とおじさん。
味はハーブと蜂蜜の甘みを取ったような不思議な味。
プロヴァンスのハーブ風味の緑のオリーブとAOPの黒オリーブNyonsニヨンをゲット!
味比べすると黒オリーブの方が果実感があって少しプルーンっぽかったです。
ここでお腹がギューっと空いたので待ちに待ったパン屋さんへ♡
どれもどれも美味しそうだけど欲しいのはもちろん一番シンプルなクロワッサン。
クロワッサンの美味しさを噛み締めました。
ここで買ったフランスパンは袋からも暖かさが伝わってきて焼きたてなのが分かります。
焼く前の生地の水分量がとっても多そうな皮の様子。
モチモチ、パリパリ、後でバターで食べたら美味しかった。
気になっていたお菓子 Craqulin du Provence
後から調べたらこのパン屋さんが発祥と買いてありました。
食べればよかった💦
少し進んだ後アーチをくぐるとそこは小さな広場。
ここにも市場のようなものが。
魚屋さんやお肉屋さん。
鴨フォアグラパテ購入♡
そしてハーブとスパイス屋さん。
今回は食卓で使ってるカマルグ産の天然塩(しかも粒が小さいFleurと呼ばれる方)を買っておきたかったので探しているとおばちゃんが色々なスパイスを味見させてくれたり嗅がせたりしてくれました。
見たことも聞いたこともないような胡椒の種類や塩の種類もたくさん。
おばちゃん実はナポリ人で3歳の頃に両親と7人の兄弟と一緒にブルゴーニュ地方のボーヌへ移り住んだとのこと。
「家ではイタリアンを作るのよ!」
イタリア語とフランス語交じりでお喋りしながらお目当の天然塩となんと前夜にジョーさんのところで食べたエスペレットを見つけて購入。
「開封後は冷蔵庫で保存するのよ。酸化して風味と色が変わっちゃうわ。」
とアドバイスをいただきました。
続いて数メートル先に調べてあったコーヒー屋さん。
Coffea
9 Place Clemenceau, 06140 Vence
ウェブサイトで見て、めっちゃ高いけど豆の種類がハンパない!と思い行ってみたら…
本当にハンパない!
コーヒーの壁。
ブラジル、グアテマラ、インドネシア、パナマ、キューバ、ウガンダ、ニカラグア、オーストラリア…なんとガラパゴス諸島までありました。
ちなみに反対側はお茶の壁でした。
そして店主が程よくコーヒーオタクです。
売ってるくせに
「これはそんなに、風味がね…」
「おススメこっちだね。これ最高!」
豆の香りを嗅がせてくれその場で入れたものを試飲もさせていただきました。
スモーキーなものやスパイスのニュアンスがあるもの、カカオ感があるもの、香りを嗅いでるだけで楽しいです。
良いコーヒーを飲みたい方にはカフェにもなってるのでとってもおススメです。
そしてそして、スパイス屋さんコーヒ屋さんのに続いてあるのが小さな教会。
無料で入れるこの教会の一角に実は…
シャガールのモザイク画があるのです。
ホッとする空間。
プロヴァンスの光を体現したような優しい作品です。
ヴァンスを訪れたら是非訪れて欲しいもう一つの場所はアンリ・マティスの晩年の作品である礼拝堂。
Chapelle Matisse
http://chapellematisse.fr/index.html
466 avenue Henri Matisse, 06140 VENCE. FRANCE.
Tel. +33 (0)4.93.58.03.26.

町の中心からはちょっと離れています。
開いている時間が不規則なのでサイトで必ずチェックするのがおススメです。
実はここ14年前に一度訪れています。
イタリアから電車とバスを乗り継いで…
礼拝堂は残念ながら写真撮影が禁止。
代わりに併設の小さな美術館内にある構想中の模型があるのでそちらを載せます。
淡く光るような白い壁と切り絵のようなプロヴァンスの青空と海、太陽、輝く緑の葉っぱの鮮やかなステンドグラス。
極限までパーツを削ぎ落とした中に創られた美しい空間に「また戻ってこれて良かった。」と思いました。
併設美術館にはスケッチや彼がデザインした司祭服が飾ってあります。
司祭様オシャレ( ̄∀ ̄)
さて、午前中いっぱい散策して満喫したので午後は絶景ポイントへ出発します!
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これまた素敵な〜😍
蜂蜜酒、とっても甘くて美味しいですよね〜。
私が飲んだことがあるのはシナモンとグローブ感が強烈なスパイスミード でしたが、フランスの蜂蜜酒はどんな味なのか、めっさ気になります。
パンやシャルキュトリーは勿論のこと、カフェもめちゃくちゃ気になりました。
シャガールやマティスの本物に触れ合えるというのも素晴らしいですね。
うああああ、ヨーロッパに行きたいよー😭という気分でいっぱいです。
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蜂蜜酒飲まれたことあるんですね!
イタリアで実はあまり見かけたことがなくて初めて味見しました。
たぶんKYOさんが飲んだことがあるものほど茶系のスパイスが効いているというよりはタイム・セージ的な緑の感じだったと思います。香りの甘さがあるのでフランスのくっさい白カビ熟成チーズに合わせたいなーと思いました。
こうなるとスパイスの配合とか自分で好みに合わせて作ってみたくなりますよね(*^^*)
日本はきっとチーズもコーヒーもなんでも手に入るだろうけど、現地で体験って格別ですよね〜
是非いつかヨーロッパ体験記事を‼️
KYOさんから見たヨーロッパ、読んで、見てみたいです(^^)
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