Back to the wine試飲会♪初スペインワイン

エミリア・ロマーニャ州のファエンツァという町で行われた試飲会

Back to the Wine

ナチュラルワイン 

ナチュラルワインに傾倒したワイナリーがイタリアを中心にフランスやスペイン、ジョージアなどからも集まっていました。

フィレンツェから車で2時間。

なかなかの小旅行ですが、結果着いて会場に入り暗くなって出てきてすぐに家へ帰るのでファエンツァ観光のフの字も見ませんでした。

ただ最近の雨でヴェネツィアは浸水、フィレンツェではアルノ川も氾濫寸前、行く途中車から見ると水に浸水したブドウ畑なども見えました😱

あんなに水に浸かったら薄いワインになっちゃうんじゃ?!と心配になります。

さて、到着後まず一直線に向かったのはスペインの生産者!

Els Vinyerons Vins Naturals

バルセロナから近いペネデスから来ている生産者。

スペイン ナチュラルワイン

まずは「とにかくシンプルに軽く、飲みやすくを目指して造った白から」

これがスペインのこの地域の若い生産者たちのテーマなのかな?と感じました。

まだ勉強中ですが、暑い・濃い・樽感、になりがちだった従来のものを若い生産者たちはもっとエレガントなワインへしていこうという流れがあるように感じます。

一杯目、Xaleloチャレッロ種もそんな白。

シャリッとした梨のさっぱりした酸味や果実味。

素直においしい!

同じ方向性で造った赤はTempranilloテンプラニーリョ種。

収穫早め、マセレーション2時間、でも低収量、醸造中は温度コントロール15度。

酸味がありオレンジや白胡椒の風味。

こんなに元気でフレッシュなテンプラニーヨもあるんだ!とちょっと驚きでした。

チャレッロ種を砂糖を加えないカヴァにしたり、違う地質の畑、2年違う収穫年の別々に醸造したものを合わせたりと一つの品種だけで様々な試みが裏に見えます。

スキンコンタクトしているのに全くオレンジ感はなくそれぞれのブドウ品種の特徴を引き出しているのもすごいと思いました。

特に50%カーボニックマセレーション、50%スキンコンタクトのLes Arrels del Cel 2017年は宝箱を開いてパーっと香りが出てくるようなスパイス感、オレガノやトマトの葉っぱ、オレンジの風味がする長い胡椒など素敵な香り。

グラナッチャ種100%のSense nomもスーッとしたバルサミックな香りが後に長く残ります。

好きなワインど真ん中なのが一軒目から当たってワクワクが止まらなくなって来ました。

スペインワインいいですね!

続いて、これまた初めてのジョージアワイン。

世界最古のワイン産地とも言われ、伝統的なクヴェヴリ製法(アンフォラという甕を地中に埋めて醸造)は2013年にユネスコ無形文化遺産に登録されています。

ワイン好きとしては抑えたい地域!

Sad Meli Winery

1.5haの小さなワイナリーでまさにクヴェヴリ製法を行なっています。

Tetraテトラという土着品種の白ブドウを40日間クヴェヴリで発酵。

フィルターもかけていないしSO2も足していません。

オレンジワインは実は私的には(あくまで主観)そんなに好きな方ではないのですが、これはすごくドライで口が乾くほどのタンニンを出していて、独特の風味がとても面白い。

やはり土地感と工夫された醸造からくる個性のあるワインはいいなと思いました。

前にジョージアではワインを牛の角に入れて飲んでいた伝統があるって聞いたけど本当?と聞いたら、「あぁ、うんうん、するよ。僕はしないけどね😅」と言っていました。

ジョージア クヴェヴリ

お次はいつか彼氏くんと行こうと企んでいるフランスはラングドック・ルシヨン地方の

Mas d’Alezon

話しているとあっちこっちにフランス語が出てきて始終愛らしい年配の女性が始めたワイナリーらしく、30年以上前に自分で植えたピノ・ネーロやリースリングなどこの地域では珍しい品種でもワインを造っています。

数々の生産者さんと話していて、「あっ、ここ好き!行きたい!畑を見せてもらいたい!」

と思うことがあります。

ここはまさにそんなワイナリーでした。

何がかというと難しいのですが…

例えば、ブドウの根っこに寄生してヨーロッパ中の葡萄畑をほぼ壊滅させたフィロキセイラの害を回避して、今もゴブレ仕立て(一本のブドウの樹が支えなしでそのまま育っている仕立て方)で根っこが昔のものである100歳以上の樹から収穫した白ブドウ、黒ブドウを毎年同じ日に収穫し、昔ながらの方法でそのまま醸造したワイン

Les indigines

白と黒混ざってて収穫時期同じで美味しいってすごい。

この古いブドウ樹の写真を見せてくれました。

ゴツゴツの無骨で冬の間まるで死んでしまったかのような樹から、春に今年も小さな柔らかい緑の小さな芽が見えてきた時はまるで奇跡が起きたような感動があるのと話してくれます。

世話がかかるゴブレ仕立てですが「でもね、剪定したり世話するのがゴブレの方が好きなのよ」と可愛らしい笑顔を見せてくれました。

Mas d’Alezon 2018

赤い実の風味ははサンソー種から、骨組みをカリニャン種から、そして古代種のグラナッシュを合わせバランスをとった赤ワイン。

このグラナッシュは葉っぱに毛が生えていて暑くなった時に葉っぱの下に隠れているブドウを守るそうです。

濃い果実感やかみ締めたハーブ感がとっても美味しい。

いつかきっと訪問したいと思います。

Chateu Tour Blanc

アルマニャックをつくっているフランスの地域でUgni Blacつまりトスカーナでもよく使われているトレッビアーノ種からいろいろな試みのワインを造っています。

しょっぱなから2010年物を試飲。

ゆっくり全房をプレスして4ヶ月ゆっくり発酵。

その後8ヶ月シュールリー(澱につける)しています。

バナナやメロンのような風味が特徴的。

トスカーナのトレッビアーノとは全然違うキャラですごく面白いです。

2011年の違う畑、100歳の樹から収穫したブドウの白はさらにスパイス感がありました。

ボトリティス菌がつくのを待ってから12月ごろに収穫し(フランスの甘口ワインで有名なソーテルヌもこの方法)、発酵前に酸化させたワインや醸造中にタンクの蓋を開けっぱなしで表面に産膜を作った醸造方法(シェリー酒でおなじみ)など聞いたことはあったけど実際にそれをしているワイナリーに初めて出会いました。

細腕で畑仕事も醸造も端正に行ってるのが伝わってきます。

ちなみにこの日はサフランの生産者や

(香りもすごければお値段もすごいですね💦)

チーズの生産者、

ブドウの皮を使ったもの↓

出た、本場カチョカヴァッロ!↓

味が濃い!そして放牧で育った牛さんだからか干し草のような風味。

手切り生ハム(イベリコ♪)

お昼には水没中のヴェネツィアから出店していたりと食コーナーも充実していました。

バッカラ・マンテカート(干し鱈を牛乳とパセリを混ぜてホイップしたペースト)や

手長海老と玉ねぎをのせたもの。

これ本場物の味のバッカラさんとろける旨さ。うんまいぃい!!

腹ごしらえして試飲に戻ります!

フィレンツェの生産者ナイトでもおしゃべりしたアブルッツォ州、ビオディナミ農法を行っている

Ausonia

アウソニア ナチュラルワイン

お父さんが蝶々の収集家で、このラベルに使われてるのはブドウ畑のある地域に生息している蝶々なのだそう。土地への敬意。

それがワインにも表れています。

アンフォラを使った白は飲んだことがあったのですが、実は赤は初めて試飲しました。

アンフォラで醸造したモンテプルチャーノ・ディ・アブルッツォ、アタックに黒い実がありしっかり目のタンニン。底力がありそうだなと思いました。

「有名なブドウ」という名前のすごく珍しいブドウ品種を使った白ワインを数年前に飲んだのですが、なんとその生産者が来ていました。

Ancarani

熟れたりんごや蜜、黄色いもものような風味。

ここは前回ご紹介したロマーニャで消えかけていた古代種のAlbana種からもワインを造っています。

春にヴェネツィアへ一人旅をした時に見つけたアマローネの生産者が!

飲んだワインの生産者さんに直接会えるってすごく幸運なことですよね。

アマローネ ナチュラルワイン

Il Monte Caro

アマローネと聞くと「あっ、聞いたことある」という方もいると思いますが、高級ワインのアマローネの地域では

Valpolicellaヴァリポリチェッラ、Valpolicella superioreヴァリポリチェッラ・スペーリオレ、Ripassoリパッソ、Amaroneアマローネなどのワインが造られています。

このどれもが同じ土着のブドウ品種4種または3種からブレンドされて造られ、ヴァリポリチェッラは一番軽め、スペリオーレはこれよりさらにアルコール度数が少し高め、リパッソはレチョートという名前の甘口ワインを、造ったブドウの絞った後の皮を使い再発酵させます。つまりアルコール度数も高いししっかりめのお味。

そして、実はアマローネは1960年代にこの甘口レチョートが忘れられてそのまま発酵が進み、糖分がなくなってアマーロ(苦く)なってできたものなんです。

ワインに歴史あり!ですね。

彼のワイナリーのヴァリポリチェッラ、ヴァリポリチェッラ・スペーリオレ、アマローネを試飲させてもらいました。

特に共通するのがハーブ感、草を噛み締めたような緑の感じがあること。

しっかり果実味があり、シャキッとしているのがいいなと思いました。

訪問する機会ができたらまたご報告の記事を書きたいと思います。

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7件のコメント 追加

  1. 今、ヴェネチアは水没ですか…(>_<)
    水に浸かったブドウからでも、ワインが作れるのですか!(゚д゚)!
    水に浸かっただけに、薄くなるんですね…(^^ゞ

    牛の角でワインを飲む…、中世とかだとそんなイメージですが、今はイベントとかだとやるんですかね~(^^;
    ラングドックのワインいいですね。何年か前にソムリエさんに教えてもらって。最近は日本でも人気ありますね~(^.^)

    サフラン、高い物は高いですからね~(@_@)
    ブドウの皮を使ったチーズが気になりました(^^)/

    いいね: 2人

    1. こんにちは!
      ヴェネツィアの知り合いによると浸水した家電やマットレスが捨てられて逃げ切れないドブネズミが上に登ってきたりといろいろ大変みたいです。
      しかも保険がないので寄付金でなんとかカバーしないといけないとも言ってました(>_<)

      ブドウの皮のチーズは地元のCoopでもたまに売ってるのですがまったりしてて独自の風味が美味しくて好きなんです(*^ω^*)

      日本は色々な国のワインが入ってると思うので羨ましいです!

      いいね: 2人

      1. そんな状況に…(゚д゚)!
        そういえば、ヴェネチアでゴンドラクルーズした時、死んだねずみが浮かんでいたのを思い出しました…(>_<)
        保険なく寄付金でカバー…、大変ですね…"(-""-)"

        え、そんな変わったチーズもCoopにあるんですか!
        イタリアに行った時は、チェックしてみます(^_-)-☆

        日本は、ホント、いろんなワインありますよね~。
        食事もそうですし、多様性に富んでます(^^)/

        いいね: 2人

  2. KYO より:

    こんにちは〜。
    ヴェネツィア水没のニュースは日本でも報道されていましたが、畑の被害についてはスルーでしたね。水没しても育つとは、さすが水の都、びっくりです😅
    で、本場のアンフォラ!ジョージアワインも飲まれたんですね😊
    サフランのお値段も相当かと思いますが、カチョカバロが大好きー人としては、あの塊で幾らなのかなーとついつい考えてしまいます(笑)

    いいね: 1人

    1. 畑の水没はかなり異例かなと思います。つかりすぎるときっと死んでしまうのでは💦
      しかし、日本でも報道されたんですね。イタリアは自然災害に対して日本と違ってなすがままな印象があります。
      実はジョージアのワインについてのドキュメンタリーを見たばかりで大変興味深かったです。やはり伝統や生活、何か神秘的な思想にも結びついてるみたいですね。
      ジョージアの食事と合わせて飲んでみたいと思いました。
      カチョカヴァロ確か4分の1で12ユーロちょっとだったような。丸々一個(1.6kgぐらい)で5000円ぐらいでしょうか。これ一個あったらワインタイムが楽しくなりますよね😋

      いいね: 1人

      1. KYO より:

        ちょうど今、NHKで放映されているレイチェル・クー(英国料理人)の料金番組が日本の勝沼に来た回を放送していて、98winesの平山繁之さんから仕込み中のワインを見せて貰う場面が流れました。
        ご存知かもしれませんが、平山さんは日本のメルシャン勤務時代にブルゴーニュ大学で醸造を学び、その後、勝沼醸造にもいた方です。一昨年独立して98winesを作り、ジョージアからアンフォラというか甕(クヴェヴリ)を購入し、今年から勝沼の土中に埋めて、甲州とマスカットベリーAで仕込む予定だそうで、リリースされる日をじっくり待ちたいと思います😊
        カチョカバロが大好きなのですが、もともと高い所に、近年、さらに値段が上がって来ていまして、正直、とほほです。10年前には国産がそのくらいの値段で買えたのですが、この前イータリーで見た時には8000円以上していて、流石に手が出ませんでした😅

        いいね: 1人

      2. なんですかこのおもしろい情報は‼️
        知りませんでした!
        自分ち以外についてかなり疎いので、甲州でアンフォラしかも埋めちゃったなんて是非飲んでみたいですね!
        個人的にはあまりオレンジ系にしないで欲しいなぁ…
        カチョカヴァロの国産なんてあるんですか?!
        いつもコメントにビックリマークが付きます笑
        嬉しい情報ありがとうございます☺️

        いいね: 1人

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