ナチュラルワインのランブルスコ生産者カミッロ・ドナーティ!2年越し夢のワイナリー訪問♫

エミリア・ロマーニャ州へカミッロ・ドナーティに会いに行ってきました!

ナチュラルワイン 試飲会Vini Vignaioloで出会い、2年間お願いし続けてやっとお互いの都合がついた日が年末の忙しい日をかいくぐった日曜日午前中の11時まで。

カミッロさんが11時にミサに行かなきゃなので。

逆算するとフィレンツェ朝5時半起き。

行こう!(笑)

微発泡ワインのランブルスコは今では安ワイン・大量生産ワインというイメージがついていますが、実は地元に根付いた深いワインだと思っています。

パルマの生ハムや生ハムの王様クラテッロパルミジャーノ・レッジャーノでも有名なグルメな州であるエミリア・ロマーニャの特産・地元料理には脂が美味しいものが多いです。

口や胃をスッキリさせてくれる辛口のランブルスコはタンニンと発泡があってこれらの地元料理にぴったし。

そして、伝統的なランブルスコはシャンパーニュ製法のように瓶内で二次発酵を行うものです。

カミッロ・ドナーティは今もランブルスコやマルヴァジアというこの地域で栽培される白ブドウを使った微発泡ワインを造っている生きた伝統の守り人。

こういった伝統的な方法を守ってランブルスコを造っている生産者たちが集まるEmilia Sur lìというグループがあり、毎年6月に行われる試飲会にもカミッロさんは参加していました。

約15ヘクタールの畑はほとんどが醸造場とお家の周りに広がっています。

この日は霧に包まれ、0度近い気温の中、畑を2時間近くも見せてくれました。

試飲会では口数が少ない印象だったカミッロさんが畑に入るとブドウの樹への愛情と博識が止まらないほど出てきます。

おじいさんの代から畑に入っていたカミッロさんは先人のやり方・知恵にはちゃんと理由があると言います。

今、多くのナチュラルワイン生産者が取り入れているビオディナミ農法ですが、その方法の納得する部分は取り入れるが、大切なのはブドウの樹々が必要としているかを見極めること。

畑の環境にバランスがとれていれば必要でない手はできるだけ加えない。

私が感動したのはブドウの樹に生えている苔。

ある大好きな生産者が言っていました「こういう苔が生えているのはね、生態系が健康で生きている証拠なんだよ」

「何も手を加えない」ために

醸造はもちろんですが植物学や微生物の専門家など、様々な観点から畑の環境を調べます。

自生する畑の植物は90種にもなるとか。

この自生する様々な植物がサイクルを終えることで、大地に必要な窒素や微生物に必要な栄養など、人間では与えることができない様々な要素を構成してくれます。

今は冬だけど、夏になると背が高い植物がいっぱい生え、これらが倒れ土の上に自然のお布団を作ります。

放っておくと雨が少ないこの地域では、乾燥により粘土質の地面はパキパキ割れてしまいます。

すると割れた地面から水分が蒸発し、ブドウの樹へ過度のストレスになる(灌漑はもちろん一切行いません)。でも自然の作り出すお布団が守ってくれます。

「何も手を加えない」ことの難しさ。

ブドウ品種によって、年齢によって、まるで性格が違う子供のように剪定を考え上手く来年良い実を実らせてくれるように扱います。

「ほら、見てごらん、この子はね、まだ若いから、元気で上まで伸びたい伸びたいって気持ちがあったけど、途中で自身のエネルギーが足りなかったんだろうね、ここから先が枯れてるだろう。」

栄養が届いている白っぽい部分と乾燥している茶色い部分が一目瞭然です。

「元気だし若いし、もっと切っとこうって剪定で短く切っちゃうと実がつく部分がもっと少なかっただろうね。

でも少し自分で伸びる幅を残してやることで、枯れてるこの下の部分までは来年実をつけてくれるよ。」

まるでやんちゃな若者を慣らす指導者。

「経験でしかないよ」

その経験にタント・ディ・カペッロ(脱帽)です。

発泡ワインの造り方は基本二種類あります。

①<シャルマ法>いったん発酵を終えたワインにまた発酵する要因である糖分と酵母を加え大きなタンクで一気に泡ワインにした後瓶へ詰める。

②<シャンパーニュ法>発酵を終えたワインと糖分を瓶へ一緒に入れ瓶内で一本ずつ発酵させる。

糖分と大きく書きましたが、人工的な砂糖もあれば、自社の発酵が終わってないまだ甘いブドウの汁の状態のものを冷やして一旦発酵を止めて、使用するなどいろいろな選択肢があります。

カミッロさんは②の方法で、さらに糖分は自分のブドウの汁ですが凍結させて発酵を止めるのではなく、木綿のフィルターに通し、酵母の「最初の栄養」となる大きい粒の澱のみを取ります。

栄養がなくて冬になり自然に温度が下がることで酵母は眠りにつき、春、残った小さな粒の澱を栄養に目覚めた酵母が瓶に入れられることで瓶内二次発酵が行われるのです。

畑のことを伝授してくれた師匠のOvidioさん

ブドウの樹を植えるのが上手だった叔父さん

ブドウ樹の前に映る結婚式の当日のご両親、

お爺さんの葡萄畑…

そんな写真に囲まれながらお別れする前に最後に試飲させてもらった白の微発泡ワインは噛みしめる美味しさとブドウ本来の個性がしっかりある香りが幸せな気持ちにさせてくれました。

地元の生ハムと飲みたいな(笑)

伝統や何代にも渡る家族の歴史もこのボトルには詰まっているんですね。

日本にも届いています。見かけたら是非こんなカミッロさんのワインを飲んでみてください。

 

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2件のコメント 追加

  1. KYO より:

    こんにちは。本年もどうぞよろしくお願いいたします😊
    これまた素敵なワイナリー ですね。
    ランブルスコ、以前オススメされた時に1本買ったのですが、飲むタイミングを逸したまま年を越してしまいました。飲まねば!
    昔の写真の皆さんの顔の素敵なこと!
    こういう方の作るワインなら美味しいに決まってる!と思えますね。
    手持ちのランブルスコを飲んでから、こちらのランブルスコを探してみたいと思います😄

    いいね: 1人

    1. こんにちは!
      お返事が遅くなってしまって申し訳ありません!(理由はこの後またブログで記事を書くので明らかになるかと)
      こちらこそ今年もどうぞよろしくお願い致します😊
      なんと、ランブルスコ買われたんですね。どんなのを選ばれたのか気になります!
      カミッロさんの微発砲ワインたちも是非いつか!KYOさんならどんな食と合わせるのかな?とこれも気になります!

      いいね: 1人

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