Alvaro Gonzalez Marcos カタルーニャで出会ったワイン生産者アルヴァーロ・ゴンザレスさん

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スペインでとても素敵な出会いがありました。

Alvaro Gonzalez MarcosさんはPenedés地域、地元民から聖なる山と呼ばれるモンセラット山が背景に見える約4haの畑を持っています。そのうちの数haは実は先週購入したばかりなんだと話していました。生産量は年間約9000本と極小。

見てください、この荒々しいアルベレッロ仕立てのブドウの樹々!

祝祭日が続く年始に快く訪問を受けてくれ(しかも飛行機がキャンセルになったのでドタキャン、ドタ変更だったにも関わらず💦)

穏やかな午後、冬の青空が広がる中、笑顔が素敵な奥様も一緒にブドウ畑を案内してくれました。

ブドウは基本、土着品種のXarel·loチャレッロ。

叔母から譲り受けた畑には昔のブドウ畑らしく所々にシャルドネやボバル(黒ブドウ)マカベウなども少しあるそうです。

話に聞いたことはあったのですが、プロビナージュという方法=親のブドウ樹から伸びた枝を地中に埋めて新たなブドウ樹に成長させる、昔ながらの樹を増やす方法が畑に残っています。

⬇︎右側が親の樹でそこから土に向かって伸びてる枝とその枝の先から別の樹が生えているのが見えます。

フィロキセラという19世紀に世界中のブドウを襲った害虫がスペインにも広がってしまう以前はこうやってブドウ樹を増やしていたのでしょう。

フィロキセラに侵されないアメリカ系品種の台木に接ぎ木する栽培方法が取られるようになった現在、これを見かけるのはとても珍しいことです。

土のPhは高く、石灰質。

でも畑の端から端に歩いているうちに真っ赤な土にいつの間にか変わっています。

昔エンジニアをしていたアルヴァーロさんは研究熱心。

「とことん突き詰めないと気が済まないんだ」と言うように全ての行いの裏には知識と理由があります。

ビオディナミ農法を行っていますが、新しく手に入れたばかりの畑に対して

「ブドウの樹にストレスを与えたくないから。

今はまだ僕の理想とは違う畑なのだけど、びっくりさせちゃうと可哀想だから(ブドウはそれを嫌うからね)変化は少しずつ、今年はまず一つだけ。」

「農法」だけに囚われるのではなく、自分の畑が自然であり、健康なブドウをもたらす環境を整えてあげることを大切にする。

素敵だなと思いました。

醸造スペースはこのMasiaと呼ばれるスペインの伝統的な家の隣。

試飲を…リーデルグラスでさせていただきました。

まずはまだ醸造途中の

Parellada 2019年 (未来のFINS ARA)

マセレーションは大体2−3日でタンニンを与えるけれど重くならないように。

ステンレスタンク。

とってもジューシー、酸味ががあって白いお花など素敵なアロマ!

続いて

Parellada + Malvasia di Sitges 30% 2019年

このマルヴァジアはとても珍しい土着品種で今は畑を借りているそうです。

マルヴァジアは私達が住んでいるトスカーナ州でよく栽培されている品種ですが、「シッチェスのマルヴァジア」は別品種。名前の通りバルセロナから近い海辺の保養地として有名なシッチェスの町近辺に残っています。

13世紀にギリシァから海を介してスペインへ入ってきたと言われ、フィロキセラが広がった際に生き延びたたった一つのブドウ畑から増やしたのが残っているのだとか。

面白いことにカナリア諸島にある二つあるマルヴァジアの畑のうち、一つだけMalvasia di Sitgesのクローンと合致しているそうです。

ブドウの旅の痕跡ですね。

特徴のあるアロマと良い酸味があるブドウだそうです。

Parellada100%のワインに比べると少し骨格を足した感じ。

お次は

Xarel·lo 2019年 (未来のA TEMPS)

チャレッロの良い酸味と特徴的な苦味が後に少し、香りの山が中心に高くイラナイ部分がなくて、うん、好きだ!と素直に思いました。

一番右に写っているのはラベルがまだ貼っていないボトルを購入させていただいたのですが、これが

Xarel·lo (COM MAI)

2018年と2019年を試飲。

12日スキンコンタクト、これだけ木樽発酵しています。

白グレープフルーツの柑橘系、栗の葉っぱ、メリッサなど同じチャレッロをこうも変えるんですね。面白い!

2018年はこれにびわやカモミールの花などが加わりさらに豊かになっています。

タンクに書いている文字Xarel·loの二つのLの間にある点が気になってたいたので聞いてみると、カタルーニャ語では点があり、スペイン語ではないそうです。

ステンレスタンクにペンで中身の記述を書く時も律儀に点を書いてるんだな〜としみじみ。

実は黒ブドウのTempranilloもカタルーニャ語ではull de llebreといい、「ウサギの目」という名前があるそうです。

「カタルーニャ語の名前があるってことはこの地に昔から植わっていた品種である証拠だからね」

ということで、「今、まだ探っているところなんだ」とワクワクが隠せない様子の赤も試飲させてくれました。

Tempranillo-ull de llebre 100% (未来のLearn to fly)

マセレーションは三日と短めに、重くなりすぎないように。2019年でまだ醸造中なのでまだまだ発展途上、ブドウの味がしっかりしますが果実味や後からくるタンニンも将来が楽しくになる要素が。アルヴァーロさんとこれをアンフォラに入れてみたいと思ってるんだ、などと話しました。きっと合うと思う!

またこの赤を完成したら飲みたいです!

出会ってすぐに深い話ができるほど同じような考えを共有できて、ここにも土地を愛し、文化を大切にして、毎日を土と樹と向き合って、笑顔になるワインを造るVigneronがいるんだと知って嬉しかったです。

Muchas gracias!!!

 

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