Civettajaワイナリー訪問〜トスカーナの美味しいピノ・ネーロ

ピノ・ネーロ(ピノ・ノワール)のワインはフランスのブルゴーニュ地方やイタリアならば北のトレンティーノ州など涼しい地域が有名です。

トスカーナ州は比べると一年間の平均気温はあきらかに高く、ピノ・ネーロの栽培には適していないというのが一般的な見方です。

そんなトスカーナでピノを専門に造っている生産者がいます。

何度かブログでもご紹介してるパオロさんのIl RioアンドレアさんとサビーナさんのCastel del Piano、トスカーナ内でも特異な気候、土地質からピノが合うと信じて植えた人たちです。

そして私の大好きなワインでもあります。

今回訪れることができたCivettajaチヴェッタイヤもそんなトスカーナでピノを植えてワインを造っているワイナリーです。

Civettaja

Vincenzoヴィンチェンツォさん「待ち合わせは畑で」(笑)と彼の3ha畑が見渡せる場所で私たちを迎えてくれました。

IMG_3394

アレッツォ県、トスカーナ州北東部、カゼンティーノという地域にあるブドウ畑が囲む全てのエレメントを知り尽くしているのが伝わります。

畑のある丘だけでなく囲む山々の標高、年間平均気温がキアンティと呼ばれる地域と比べ低いこと、土の性質…

「ここならブルゴーニュのピノ・ノワールを植えられる」

そう確信したヴィンチェンツォさんはブルゴーニュから苗木をマッサル選抜(現地の葡萄樹をそのまま植え換える)で持ってきています。

IMG_3396

彼が造るのは一本勝負のピノ・ネーロのみ!

畑は地質などで六つの区画に分かれていますがそれらは最終的に一つのボトルに入れられます。

そうです、一種類のワインしか造っていないのです。

大体年間8800本生産される彼のワインはほとんど買い手が決まっているためなかなか手に入りません。

彼は言います

「ワインにとって大切な土台は三つ。

酸味

アルコール

そしてタンニン。

ピノ・ネーロは他の黒ぶどうと比べて皮が薄くタンニンが弱い。

だから酸味とアルコールが要になる。

収穫はそれを考慮しなければならない。

2017年の早朝、なんとなく気が落ち着かなくて畑に行ってね。

ブドウの味をみて僕はすぐに収穫する仲間に電話をかけたよ。

夜明け前の暗闇の中収穫したんだ。」

瞬間を逃すと、もうあの味、香りにはならないのです。

小さな醸造所の中で木樽とコンクリートタンクから直接試飲させていただきました。

IMG_3403

今はなきワインの神様とも言われるアンリ・ジャイエの元へ三日間畑のことを教わりに行った思い出話とともに…

確かに節々でブルゴーニュの昔から代々伝えられているピノ・ノワールという品種への理解が彼の中にも流れているのを感じます。

同じブドウ品種で同じ地域の中でも畑の性質によって全く違うワインが出来上がるのはシラーを専門に造ってるステファノ・アメリーギのところでも試飲して知っていましたが、ここでもそれは顕著に表れていました。

ちなみにヴィンチェンツォさんは昔ステファノさんのワイナリーで働いていました。

みんな繋がってるんですね☺️

発酵は大部分を蓋が開いている木樽で行い、優しく圧搾した後、フランス製の木樽で熟成。

最後にコンクリートタンクで一つになって寝かされた後、ボトルに入れられます。

試飲させていただいたのは圧搾後のまだ畑ごとの特徴がわかる状態の木樽のもの三種類。そして最後に完成に近いコンクリートのもの。

畑違いのワインは本当に面白い!!

まるで個性が違う兄弟が挨拶に来てくれたような感じです。

ピノ・ネーロに期待するあのスーッとした松のような香り、紫色のお花やイチゴ、リコリスも。

これがコンクリートに一緒に入った一年前の年代のを飲むと…

ため息が出ます。

トスカーナでピノ・ネーロをこんなにエレガントで完成度が高いものに仕上げてるヴィンチェンツォさんの一つ一つの裏の努力、博識、情熱、それを知ることができました。

ワイナリーを訪問したのは2月の暖かい日、アーモンドの花が咲いていてとても綺麗でした。

IMG_3406

 

 

ランキングに参加しています。

よかったら押して下さい♪

ブログランキングに参加しています。

ポチッと押していただけたらランキングアップにつながります♪

にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ にほんブログ村


人気ブログランキング

3件のコメント 追加

  1. 広い畑ですね~(#^^#)
    「ピノ・ネーロは他の黒ぶどうと比べて皮が薄くタンニンが弱い。
    だから酸味とアルコールが要になる」
    時期が重要だからと夜中に収穫するとは!!
    ワインに対する情熱が感じられます(*^^)v

    畑違いのワインは、個性の違う兄弟ですか!(゚д゚)!
    私も体験してみたいです(^_-)-☆

    いいね: 1人

    1. ワインの香りや味は本当に収穫のその瞬間の見極めなんだなーと思います。
      見極めなんて検査もできるだろうけど、最後は経験ですよね…すごいなぁと毎回感嘆してます。

      畑違いのワイン、タンクや樽から試飲本当に面白いのでいつかぜひ❗️(^^)

      いいね: 1人

      1. やっぱり、機械は職人には勝てませんよね。
        はい、試飲、いつの日か!!(*^^)v

        いいね: 1人

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください