Casteldelpianoカステル・デル・ピアーノ大好きなピノ・ネーロの生産者に会いに

この一年半、コロナ禍の中ワインの試飲会がない=大好きな生産者たちに会えない状況でした。

コロナにかかってないかな?今年の畑はどうかな?4月の寒波は畑に影響が出たりしてないかな?

心の中でずっと心配していました。

トスカーナ州、テスタローリパスタ(イタリア最古と言われているクレープ状のパスタ)で有名なポントゥレーモリ町の近くに2,5haのブドウ畑から素敵なワインを造るアンドレアさんとサビーナさん。

やっと会いに行くことができました。

もともと20年近く前ミラノで普通に仕事をしていたのですが、自然とワインが好きな彼らはこの土地に一目惚れして移り住んだのです。

小さなファームハウスも営んでいます。

トスカーナでよくある「家族代々受け継いだ」のではなく、苗から育て、植えて、醸造も経験から学んでいき自分たちの理想を求め、一から造り始めた彼らは、ワイナリーを一から始めたい私たちにとっては大大大先輩!学ぶことがたくさんあります!

とても残念なことですが、多くのワイナリーでは実は醸造の段階で法律で許される範囲で添加されるものがいろいろとあります。

発酵を進める酵母だったり、ワインが劣化しやすいのを防ぐ亜鉛硫酸だけでなく、酸味が足りないから足すものや、香りの質を変えるもの(木製のチップを木樽の代わりに使うだとか)…書いたらいけないかもしれませんが、そういう調節は少なからずあるものなんです。

ワインを試飲するとき、なぜその香り・味なのか?を追求するのが好きなのですが、例えば、品種からくるもの、地質から来るもの、その年の気候から来るもの、醸造の段階からくるものいろいろな要因が絡まって出来上がるその「美味しい!」と思うワインに、実は何か足されてたからというのは残念でなりません。

だってこの酸味はシストの地質だからかな?少し早めに収穫しているのかな?って思ってたら、「酸味」をコーヒーに足す砂糖みたいに足されていたとわかるとガッカリじゃあないですか?!

ここでアンドレアさん、こんな一言を言っていました。

「ワインの香りと味は、畑で調節するんだ。」

例えば、アルコールが高すぎる(つまりブドウの糖分が高すぎる)ワインになってしまって理想と違うと感じたアンドレアさんは葉っぱの畝の高さ(面積)を調節。葉っぱの数が減ると光合成する量が減るので、ブドウが作る糖分が減る、という具合。

各列のワイヤーの高さを調節し、葉っぱを間引き、それは大変な量の作業です。

でもその作業の先に真っ直ぐなワインが出来上がるのです。

醸造所でまずは試飲。

Piano Piano(ゆっくり、ゆっくり)という名前の白ワイン2020年収穫。シャルドネとドゥレッロ。その名の通り、長くゆっくり寝かせてから市場に出るのでこんなに真っさらな生まれたてのこの子を試飲できるなんて感激です。

そして、もう美味しい!(笑)フレッシュな白い花やジュワッとした果実に後味の心地い苦味。

Mattagnaマッターニャ2020年収穫。シャルドネとピノ・グリージョ(発泡酒)。スイカや酸味のあるラズベリー!

あぁーーーー!大好きなメランポが熟成している途中を味見できるなんて!メランポはカステルデルピアーノの代表ワインと勝手に思ってます。ピノ・ネーロ100%。

2019年は口の中で受け取る底が広くて丸い。2020年はタンニンをしっかり感じ、いちごにハーブ。噛み締める感じ。

完成はどんなふうになるんだろう。今から楽しみです!!

お庭に戻ってまったりとボトルから試飲。

LUNA Lies 2019

イタリアのあのオレンジ色のメロン、びわ、白オレンジ…泡が心地いい。

Piano Piano 2016

木樽を使っていた頃の年代なのでアーモンドクリームのようなまろやかさがあります。百合の花のような香り。サビーナさん手作りの栗粉のスキアッチャータ(ピザ生地のトッピングなしに近い、平たい塩味+オリーブオイルを使ったパン)を一緒に食べるととっても美味しかったです。

写真を撮りそびれていますが(話に夢中すぎて!)


Clarè

カナイオーロ種(年によっては、ピノ・グリージョやポッレーラ、ヴェルメンティーノ・ネーロが入っています)

マセレーション二日間。さくらんぼのようなフレッシュな香り。

縦に長く香るタイプ。

どれもため息。


Melampo 2016

ピノ・ネーロ。

受け止めてくれる底があって、スーッと上に伸びる香り。完成形ここにあり。

ざらっとしたカカオにクロスグリ。


Sassomatto 2015

カナイオーロ種。

実はこの子も大好き。

濃い黒い果実味があるのに重心が高くてスーッと上に伸びる香り。

この素敵なワインたちを飲むときに、彼らの笑顔と、毎日畑へ向かいブドウの木と真摯に向かい会うすがた(周りにいたずらっ子なワンちゃんたちがいるのも)思い浮かべます。

2019年試飲会の時の写真です。

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