ワイナリー設立準備① 苗木の元の枝をもらいにピエモンテ州へ!

なにせ4年間脳内で計画を立てていたわけですからシュミレーションや想像は盛り沢山。

やっとその想像が現実になった喜びは表現しきれません。

(なんのことかさっぱりわからない!と言う方、前記事の土地が手に入ったくだりはこちらです↓

3時起き、4時出発、2021年の夏に訪問し約束していたピエモンテ州でワインを造っているイウリさんのピノ・ネーロの剪定した枝を譲り受けに行ってきました。

高速から見えた朝日、素敵な日が始まる予感とワクワク感

畑に植えるブドウの苗木は基本、品種の選抜をされたものを苗木の業者さんに注文します。

通常は1月・2月に注文し、それをその次の冬に受け取り植える形です。

私たちはそうではなく大好きな生産者のイウリさんから、彼が友達でもあるブルゴーニュの自然派ワインの生産者であるドミニク・ドゥランから枝分けしてもらったピノ・ノワール(ピノネーロ)のマッサル選抜の枝をもらい、それを苗木業者に持っていき、継木してもらい苗にしてもらってから来冬植えるするつもりです。

簡単に言えば、一番めんどくさい、でも一番楽しい(笑)方法かなと思います。

直前に問題があったのはピエモンテ州ではフラヴェッシェンツァ・ドラータ(Flavescenza dorata)というヨコバエの一種が原因でかかる病気があるということ。病気の枝が混ざっては大変です。

基本は枝が黒くなったりと特徴は顕著で見分けられるはずですが、可能性はゼロではないため受け入れてくれる苗木業者と敬遠するところがあります。

別記事で書きますが、ブドウ畑として初年度植えることができる範囲の半分をイウリさんの枝からできた苗(を受けてくれる苗木屋さんに交渉)残り半分をビオディナミ農法を行なっている苗木業者へお願いし、育つ様子を比較しながら次年度またどうするか吟味することにしました。

ということで、1250本の苗木のために、300本の枝をもらいに行ったわけです。

当日は残念ながらイウリさんはメキシコへ行っていて不在だったのでが、10年間イウリさんと共に畑のお世話から醸造まで携わってきたダニエレさんが仕事日でもないのに朝8時から一緒に畑に行って剪定してくれました。

踏むと絨毯のようにふわふわの土。こんなに素敵な土に生えてるんだなぁと感動します。

イウリさんのピノ・ネーロたちはグイヨーという仕立て方法で剪定が難しい形。

今年、実をつける最良の枝一本を選び抜き残りを切るのでそこはダニエレさんに任せます(あまりにも責任重大すぎて💦)。

切られた2年目の枝とそこからまた生えてる1年目の枝。その1年目の枝たちを切って同じ方向に揃えながら集めるのが彼氏くんと私の役目。

なんとワタクシ、この日に備えて、剪定鋏を人生で初めて手に入れました!

悩んだ結果、左利きなのですが左利き用は種類が限られているので手が小さい人用のフェルコ社製のものにしました。

憧れのマイフェルコ♡

多くの生産者さんが使っている選定鋏でもあり、鋏を手に入れた私はやっと畑入りを許されるのだ!とこっち側からあっち側になった証のようで鋏を見ながらエヘエヘしてしまいました(←変人!笑)

300本、半日以上かかるんじゃないかなんて心配していたのですが、1時間経過したところですでに半分ぐらい集まったので残りの半分は慎重に枝を吟味・選んで集めました。

(ちなみに気温1〜2度、寒しっ!)

樹勢が強くなさそうなもの(一年で育った長さがみんな全然違います)、原種により近くうねうねと曲がっていてワイルドなやつを基本に畑の中を歩き回りました。

ちなみにバックにはピレネー山脈が雪を被っていて、その白い雪が朝日でピンク色に染まり絶景。

300本の枝が集まりました!

ダニエレさんの畑用のジープに詰め込んでも枝だらけのこんな状態に(笑)

座っている私の横までぎゅうぎゅう(笑)

この時私の希望で、知っている限りイウリさんしかこのブドウ品種を持っていてワインを造っている人がいないと思われるズラリーナという黒ブドウの品種の枝も10本ほどもらってきました。

これはワイン用というよりは私がそばに置きたいからという理由だけなんですけど、イウリさんは快く「もちろんいいよ!」と枝分けを承諾してくれました。

ちょこっと味見していくかい?とダニエレさん、なんと醸造中の2021年のワインを試飲させてくれました。

最初に味見したのはまだリリースしたことがない新しい赤、 Ta-Da! (ただ〜!は日本語で言えばジャーン!に近い擬音語です)。

いろんな黒ブドウを一緒にして造っているそうで、ベリー感があり溌剌としたワイン(発展途中だけども)美味しいぃ!

続いてズラリーナ❤︎

軽いくせにしっかりと骨格があってタンニンもある。野生味のあるこの凛とした子大好きです。

木樽のある方に移動してピノ・ネーロも試飲。

急に香りの放ち方がすごいので「うわぉ!」と声が出てしまいます。

私も彼氏くんも好きなあの「上に高く伸びる」タイプのワインなのがもうすでに伺えます。

彼氏くんのワインもいつかこうなって欲しい!なんて想像が膨らみます(その前におばあちゃんになっちゃうんじゃないかな、もぉ)

イウリさんのワイナリー兼自宅のコンクリートタンクたち。ここにくると独自の彼の雰囲気に包まれます。

たっくさんお礼をして、さぁ、トスカーナの苗業者の元へ枝を同日に運ばなければなりません!

5件のコメント 追加

  1. KYO より:

    綺麗な日の出と共に、とても良いお天気の一日だったようですね〜。
    剪定した木を元に継ぎ木をして苗を作り、新しい畑に植えて行く、徐々に進んでいる感じがよく分かりました。

    イウリさんのTa-Da!
    ベリー感のある黒ブドウ系ワイン好きとしては、とってもとっても気になりました。じゅるるる。

    いいね: 1人

    1. イウリさんのワインは本当によだれ出る系の味があるワインなんですよ〜
      話を聞いているとどうやら醸造場も土台のコンクリート流すところから自分達でやったそうで何もかも手作りを上回る人がここにいたと思いました(笑)
      そしてお手洗いを借りたとき通った併設の場所はシュタイナーの学校に通う子供達の給食の場所に貸しているのだとか。窓からはブドウ畑が見える場所で小さな椅子が並んでました。地域との一体感、環境が一つの中でそんなワインが生まれるんだなぁと思いした。

      いいね: 1人

  2. saganhama より:

    こんにちは(^^)
    日の出のグラデーションが素敵ですね。お天気に恵まれて選定作業も順調に終わってホッとされたかと思ったのですが、この後苗木屋さんで接ぎ木をしてもらって植え付けですか。手間が掛かった分だけ良いブドウが収穫できるようになると思いますよ。
    ワイナリーはニュージーランドへ行った時訪ねた事がありますが、naturalwinetuscanyさんの処も何れは私が訪ねたワイナリーの様に人で賑わう処になるんだろうなと思ってます。

    いいね: 1人

    1. こんにちは!
      そんなふうに言っていただけるなんて嬉しいです!
      自然を相手にしているので、思うようにいかないことはきっといくらでも出てくると思うのですけど、でもブドウの木や周りの環境に寄り添って育てていけるといいなぁと思います。(まぁ主に彼氏くん主導のワイナリーなので私はサポートだけですけど笑)
      ニュージーランドのワイナリーは常々彼氏くんと行きたいねーと言っているところです!行かれたことがあるなんて羨ましい。やっぱりピノ・ネーロのワインを試飲されたりしたのかな?
      小さいころニュージーランドに住んでいたので思い入れのある場所でもあります。(^^)

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      1. saganhama より:

        クライストチャーチから60km離れたワインの名産地「ワイパラ地方」のワイナリーだったと記憶してます。ワインの銘柄は覚えてませんがスッキリとしていて飲みやすかったです。ニュージーランドに住んでおられたんですね!自然豊かで温泉もあって住みやすそうな国だなと思いました。もう一度行ってみたい国の一つです。

        いいね: 1人

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